制作・出演 : 山下洋輔
幅広いファンから支持される名盤シリーズ“JAZZ the BEST”日本人アーティスト編。86年に録音されたソロ・ピアノ・アルバム第2弾。ショパンからガーシュウィンまでの名曲の数々を、強力な表現力でジャズに昇華。オリジナルも聴きものだ。
幅広いファンから支持される名盤シリーズ“JAZZ the BEST”日本人アーティスト編。山下が愛するガーシュインのナンバーを、フォー・ビートからフリー・フォームまで変幻自在に疾走する傑作アルバム。「愛するポーギー」など全9曲を収録。
幅広いファンから支持される名盤シリーズ“JAZZ the BEST”待望の日本人アーティスト編。ヨーロッパ・ツアー時にドイツで繰り広げた壮絶なライヴ・ドキュメント。坂田明らを擁した、第2期山下洋輔トリオの圧巻の演奏を満載する。
偉大なジャズ・ピアニスト山下と“コンテンポラリー”との邂逅が産み落とした、実にチャーミングなライヴの記録。挾間美帆によるオーケストラ書法はまさに“現代”の得難い結実といえる。さまざまな美質の断片が連なり、独自の興奮を産み出す「Explorer」がやはり圧巻。★
ニューヨーク・トリオ結成20周年記念盤となる本作。縦横無尽、緩急自在なプレイは、日本的情緒たっぷりの「幻燈辻馬車」や、ガーシュウィンの曲でよく弾くカデンツァ・ソロを入れた「“イン・F”フラグメンツ」などでも垣間見れるが、自ら綴った曲解説にもしっかり山下節は生きているのだった。
山下独自のブルーな旋律が、オーケストラの響きとして構築されていくさまが実にスリリング。屈強の“共演者”と戦うピアノのソロ・パートも、勁い集中力に満ちている。即興的作品における名作の、優れたドキュメントだ。「ボレロ」の解放感もいい。録音はイタリア初演時のもの。★
山下洋輔ニューヨーク・トリオのアルバムで、川嶋哲郎がゲスト参加((2)(4)(5)(8))。緊密度が他に類を見ないほどに高い同トリオだが、和的情感&美の最上級の表現者でもある。端的には川嶋が尺八を模したフルートを聴かせる(4)に、また(1)の山下の深遠なピアノにそれは表われる。
山下洋輔ニューヨーク・トリオ結成15周年記念盤。単に邦楽器とジャズの融合にとどまらない、邦楽や童謡から受けた創意を自在に駆使した意欲作。能の幽玄も円生の出囃子も渾然一体となって聴覚細胞の遺伝子を知的に刺激する緻密な構成が素敵。ぜひ、一聴! のお薦め品である。★