制作・出演 : 岡崎好朗
日本ジャズ界で35年のキャリアを持つベテラン・ドラマーによる、50歳にして初のリーダー作。あくまでもビ・バップをジャズの基本であり醍醐味と捉える田鹿ならではの王道ジャズが、多田誠司、岡崎好朗という日本屈指のフロントを擁して熱くスウィングしている。
MALTA自身のアトラム・レーベルから同時発売されたライヴ・アルバムのうちの一枚。ライヴも手伝ってか、この人らしく明るく豪快に吹いてくれる。ヒット・ソングも良いが、オリジナル曲のライヴ感十分の迫力がたまらない。小気味よく軽くて、彼の実力とバンドのパワーが十分に発揮された好盤である。
銀座スウィング、目黒ブルースアレイ、横浜モーションブルーでのライヴ録音から、有名スタンダード曲だけをコンパイルしたライヴ・アルバム。サックスの音色はダークな正統派ジャズ・トーン。ライヴの熱狂を新鮮なまま収めた、MALTA快心のライヴ作品。
ピアノ/オルガン奏者のデビュー作。トップ・ドラマーの大坂昌彦がプロデュースを買って出ただけあり、音色を含めた演奏技術、編曲など水準が高い。透明感と躍動感が共存する「いつか王子様が」、ミステリアスなムードを巧みに引き出す「インファント・アイズ」、現代的な解釈が光る「ジャイアント・ステップス(PART2)」などいい。1950年代風の「トム」など自作曲も充実。
小曽根率いるビッグバンドのラテン・ジャズ作。鋭いリズムを繰り出すパーカッション奏者もゲストに迎え、ラテン特有の熱気をはらみながらの多層的なバンド・アンサンブルが生み出す、躍動感あふれる音楽のうねり。そのうねりに乗っての、各奏者の自由闊達なソロが楽しい。★
熱帯ジャズ楽団、守屋純子オーケストラ、小曽根真ビッグバンドなどで活躍するベテラン・アルト奏者の初リーダー作。全曲オリジナル。キレとコクのある潔いワン・ホーン演奏が爽快。唯一クインテットによる1曲は岡崎好朗のトランペットがブリリアント。力作です。
伊藤君子のアルバム録音がきっかけで、小曽根真を中心に集結したこのビッグバンド。小曽根、中川英二郎、三木俊雄らのペンによるタイトなアレンジを実力者たちが難なくさばくさまは圧巻だ。メンバーや小曽根自身にとっても新境地の発信源となり得るバンドの誕生!
発売元
グ・ルーヴ小曽根真のアドバイスを得て、結成7年にしてついに完成したフロントページ・オーケストラのデビュー作。リーダー&テナーの三木俊雄をはじめ、日本のジャズ・シーンの第一線で活躍する若手が一堂に集まり、真摯でスリリングな演奏を繰り広げている。