制作・出演 : 杉山清貴
彼方からの風彼方からの風
彼自身も書いたライナーノーツにある通り、久々の日本録音でメンバーも元杉山バンドのメンバーを中心に、河内淳一、村田和人、ビギンの面々で固めている。落ち着いたメロディーと、ダブル・ヴォイスなども使ったていねいなヴォーカルに貫禄が漂う。
ISLAND AFTERNOONISLAND AFTERNOON
おお、これが噂のジャワイアン!? (1)みたいなハワイ風レゲエをそう呼ぶらしいんです。夏男、杉山清貴まだまだ健在。今回はカラパナのメンバーを交えて、ハワイでレコーディング。(7)ではハワイアン独自のギター奏法、スラック・キー・ギターも聴けるぞ。
GREATEST HITSGREATEST HITS
杉山清貴ソロになってからのベスト盤。曲は、従来とは逆に新しい曲から古い曲にさかのぼっていくように構成され、懐古的な作りになっとります。だからジャケットで子供に帰ってるのか。それにしても、可愛い4歳の杉山清貴。目鼻だちが未完成でさ。
MOONSETMOONSET
ハワイのオアフ島にある自宅(く〜っっ)で書いた曲というだけであってやっぱ風が違うんだよ風が、波もねぇ。い〜よね〜。レコーディングはロスだって、さ。ハワイの写真に片岡義男の小説から抜枠した文章を併せた写真集のようなものも付いてるし。
THE WARM FRONT,LONGTHE WARM FRONT,LONG
88年夏“イースト”での屋外コンサート・ライヴ。カヴァー曲も含めたポップン・ロールの楽しさを、ほど良く格好付けして観客に伝えている。サマー・ミュージックと呼ばれた杉山清貴らしく、軽快なドライヴ感と明かるいサウンドをライヴの粗土で開かす。
バラード・ウィズ・ラヴバラード・ウィズ・ラヴ
86〜88年に発表した作品から選曲したバラード集。いつの間にか決して若いとは言えない世代になっていた、そう思わせる落ち着きを持ったラヴ・ソング。安藤芳彦の詞には青春晩歌といった風情があり、男が自分をなぐさめているといった雰囲気がある。