制作・出演 : 杉山清貴
テレビ朝日系『快適!ズバリ』のエンディング・テーマ「bay area kids」ほか7曲を収録。海が似合うオトナの男をコンセプトにしたアルバム。70〜80年代をライフ・スタイルに引きずる中年世代にとっては、懐かしくもほのかに甘酸っぱいサウンドだ。
すっかりハワイの人となった杉山が、そのハワイのリラックスした雰囲気のなかで、オメガトライブから現在に至る自身の代表曲を再録音。おそらく一発録りによるシンプルな演奏が心地よい。特筆すべきは、そのヴォーカル。力強く太く確信と自信に満ちて聴こえる。★
リゾート感覚のAOR路線を開拓している杉山清貴のニュー・アルバムは、青い空と青い海をテーマにしたナンバーで構成。ひたすら軽い8ビートとソフトなヴォーカルが気持ちよく流れる。沖縄からハワイに移住した人たちが集まり歌っているような「月夜の浜」が面白い。
精力的な2001年を送っている杉山清貴がクリスマス・ソングを歌ったミニ・アルバム。タイトル曲はハワイ在住のグレン・メデイロス86年の大ヒットで、本人とのデュエットによる涙もの。
音楽活動を休止していた彼が2000年7月に発表したアルバムで見事に復活! 20世紀最後に行なわれたコンサートの模様を収録した2枚組で、ヒット・ナンバーのオンパレードとなっている。
バップ名物の“ミュージック・ファイル”の流れで作られているので、タイトル通り、グッとコアな選曲になっている杉山清貴のベスト。もろもろの資料、解説も充実。洗練されてるけどどこか懐かしい、気分はもう80年代末。ジャケットがゴチャついてんのも気分か。
気分はマウイかオアフか、といった感じで徹底して爽やかなムードで包み込む。まるで南の島の風が頬をなでる感じで、地図を広げたくなる。しかも、憧れと現実を至近距離で交錯させる。その辺の技量というか、庶民感覚がこの人の持ち味だ。(1)のコーラスが絶品。
康珍化の(2)、売野雅勇の(7)など、耳当たりの良いサウンドとカタカナ英語交じりの言葉で綴る“四季の歌日記”という感じの楽曲が並ぶベスト盤。流行を反映したバッキングは、ドラムのサウンドなど今聴くと彼の歌を邪魔してる気がしてしまうのが残念。
セリーヌ・ディオンなどを手掛けたトム・キートンをアレンジャーに迎えて制作されたアルバム。全体的な感触として“ウェスト・コースト・サウンド”への傾倒が著しく、ホーンをアクセントに使うなど洗練されたサウンド・アレンジが光る。
デビュー10周年記念ツアーをノーカットで収録した2枚組。オメ・トラ(すげえ略称だ)時代からソロまで、内容的にはベスト・ライヴだ。ヒット曲満載、しかもCMタイアップ曲が多いのに驚く。完成された世界だが2枚続けて聴くのはファン以外にはツライ。
現在はグリーンカードも取ってハワイ永住中の杉山清貴。バップ時代のベスト。やっぱり、カキ氷やハイレグとともに夏の季節モノということなんでしょうか。モロな夏物って(3)と(7)ぐらいなんですけどね。職人芸としてのリゾート系シティ・ポップスを感じる。
キラキラしたものだけで作られた、まさにパラダイスなセレクション・アルバム。まるでそれは、お金を貯めてやっと買った13万円分のハワイの休日。いつか覚める夢でも、今この瞬間は思い切り幸でいたいみたいな。曲が終わってしまった後の静けさが寂しいの。