制作・出演 : 松岡直也
シーラカンスの夢シーラカンスの夢
哀愁のメロディとラテン・リズムの融合。まさしくこれぞ松岡節と懐かしさがこみ上げてくる独特の世界。10曲中4曲がヴォーカル入りで、べーシストの高橋ゲタ夫が渋い喉を披露する。タイトル曲は日本語の歌詞がついていて、なんとなくアニメの主題歌風。
WELCOMEWELCOME
83年夏モントルー・ジャズ・フェスティバルでの演奏をはじめとする松岡直也グループ初のライブ盤。観客とのホットなコミュニケーションが伝わってくる“のってる”CD。心地良い南風に乗ったナイス・サウンド。
HEART’N’LOVE〜BALLADHEART’N’LOVE〜BALLAD
“Mr.トロピカル&センチメンタル”、と呼ばせていただきましょうか、そんな愛称がぴったりきそうなバラード・ベスト盤。『ハートカクテル』以降、わたせせいぞう(この作品でも起用)的世界のイメージが定着した松岡だが、優しいオジサマぶりがニクイ。
ヴィーナスを探せヴィーナスを探せ
ホーン・セクションも加えた、13人編成によるニュー・グループ“BANDA GRANDE”による初めてのアルバム。あのウィシングを彷彿とさせるタイトなホーン・アンサンブルと、哀愁の松岡メロディのマッチングが美しい。大橋勇のギターも大活躍だ。
MINERALMINERAL
松岡直也=真夏のラテン・サウンド、そんな図式をあっさりと打ち砕いた意欲作。のっけからディストーションの効いたギターが疾走し、タイトル通りに元気の素となるサウンドが詰めこまれている。とは言え、メロディ作りの巧さは決して損われていない。
DANCE UPON A TIMEDANCE UPON A TIME
MJQが結成40周年なら、本邦ラテン界のオピニオン・リーダー、松岡直也は音楽生活40年だ。その長いキャリアで獲得した人脈、アイデア、冒険精神などを濃密に圧縮、ダンサブルだがメロディアス、濃密だが聴きやすい作品へと昇華。お洒落感覚も脱帽もの。