制作・出演 : 椎名林檎
勝訴ストリップ勝訴ストリップ
あの傑作デビュー・アルバムをも凌ぐ圧倒的世界が確立された大傑作2nd。ジャズもパンクもグランジも歌謡曲も全部我流に再構築して聴かせるサウンドには、唯一無二の迫力と切実さとが充満した未曾有の大傑作。先行シングル曲「罪と罰」も長尺版にて収録だ。
本能本能
メス剥き出し&林檎節炸裂のタイトル曲と胸キュン&イノセントな(2)の対比が見事。CMでお馴染みのジャズ・ナンバー(3)の詩もよい。歌詞カードは奇天烈な日本語だが、締めの英語は「あたしのために死ぬ必要なんてないからね」という必殺フレーズなのだよ。
幸福論幸福論
今や若者たちから絶大な支持を得ている林檎ちゃんだけれど、女の子のかわいさと毒が入り交じった今回のシングルでも、存在感あふれる歌が聴く人を虜にする。自らがピアノを弾き語りする「時が暴走する」は新録で、裏ジャケットには13年前のお宝写真を掲載。
無罪モラトリアム無罪モラトリアム
まったくとんでもない処女作である。ストイックでいながらなお湿り気を残した歌声が、聴き手の感情の源泉に強烈な爪痕を刻みつける。全曲シングル・カットOKのポピュラリティと、詩に象徴される寒気すら覚えるアナーキズムが絶妙に絡み合った大傑作。★