制作・出演 : 河上修
プレリュード・トゥ・ア・キッスプレリュード・トゥ・ア・キッス
藤井貞泰は75年まで原信夫とシャープス&フラッツのピアニストだった。これはコンボ活動を始めて間もない76年に、今治のジャズ・クラブでライヴ録音された初リーダー作。河上修、村上寛とのトリオでスマート、かつセンスのいい演奏を聴かせる。おしゃれなピアノ。
ストレート・ノー・チェイサーストレート・ノー・チェイサー
西直樹が、東京ユニオンのリーダーとして活躍していた高橋達也をサックスに迎え吹き込んだ、81年発表のアルバム。極上のバラードからブルースまで、西のピアノの醍醐味をじっくりと聴き込める。
デイ・バイ・デイデイ・バイ・デイ
在学中の80年にデビュー作を録音した西直樹。これは81年録音のリーダー第4作。それまでの3作と違って、トリオといってもドラムレスというところがユニーク。横田昭男のギター、河上修のベースを伴った編成でビ・バップの名曲をスピード感いっぱいに熱演している。
ハヴ・ユー・メット・ミス・ジョーンズハヴ・ユー・メット・ミス・ジョーンズ
5作目にして初めてのスタジオ録音盤。オーソドックスなピアノ・トリオのフォーマットで、繊細なタッチのピアノを披露している。メロディを大切にした叙情的な演奏に、西のさまざまなアイディアが加味された、飽きのこない味わい深さが魅力の一枚。
リトル・ミス・ジャズ・アンド・ジャイヴリトル・ミス・ジャズ・アンド・ジャイヴ
なんだこのオシャレ感はと思ったら、プロデュースは小西康陽御大。テーマはジャンプ&ジャイヴとあって、当代のスタンダード・ナンバーをハネ系のリズムをバックに、ひたすらポップでゴージャスに仕上げた一枚。akikoの歌がミョーに楽しげなのも印象的。