制作・出演 : 瀬木貴将
南米楽器サンポーニャ&ケーナの名手、瀬木貴将が南米、アフリカ、アラビアそして南極などを旅し、秘境の中で創作。 オリジナリティあふれる世界観で、地球の大自然を360°様々な角度で表現。 榊原大(piano)4曲、高橋洋子(voice)が1曲に参加し瀬木貴将のサウンドに彩を加えている。 <<瀬木貴将>> 13歳の時サンポーニャ&ケーナを独学で始める。18歳から南米ボリビアに渡り修行時代を過ごし、 ボリビアのレコード会社の最大手ディスコランディアからデビューアルバムをリリース。 1995年『VIENTO〜風の道』で国内ソロデビュー。これまで22枚のCDをリリース。 (共演アーティスト) ポルノグラフィティ『アゲハ蝶』。THE ALFEE、嵐、福山雅治、角松敏生、THE BOOM、槇原敬之、南こうせつ、高橋洋子、渡辺香津美、村上ポンタ秀一、coba、押尾コータロー、 寺井尚子、小野リサら多数。 (野生動物親善大使) 1997年にアマゾン河をカヌーで5,000km下ったのを始め、ナミビアのエトーシャ 国立公園など世界の秘境を訪れ、主に大自然の中で創作している。野生動物保護団体JTEF(トラゾウ 保護基金)の『野生動物親善大使』として、音楽を通じて野生動物保護の為の活動もしている。
村上ゆきの2010年2月発表のアルバム。ジャズのスタンダードというとアメリカン・ソングブックが中心だが、「上を向いて歩こう」ほか、日本の名曲を綴っている。鬼怒無月ら名うての名手のサポートのもと、美しいメロディに新たな息吹を吹き込んでいる。
南米の葦笛・サンポーニャやケーナの奏者として、日本やボリビアで活動する瀬木貴将。本作は1年3ヵ月ぶりの新譜であり、フォルルクローレの豊穣な調べを満喫させてくれる。なお(3)は「コンドルは飛んで行く」、以前からリクエストが多かった待望の曲だ。
瀬木が初めてフォルクローレに挑戦した、通算7枚目となるアルバム。チャランゴの美しい響きはラテンの哀愁がただよい、どこか懐かしさを感じさせる、心に染み入る作品だ。
日本人の音楽感性の深層を描き出すような独自の作品を作り出しているニューエイジなパンフルートの名手。哀愁をはらみながら遥かな拡がりを描き出すパンフルートが絶妙だ。ウーゴ・ファトルーソ(p)の参加が音楽にデリケートな感情のさざ波を加えている。
アンデスの楽器サンポーニャを用いて、トニーニョ・オルタらとともに、瀬木はとても優しい音色と伸びやかなメロディのインスト音楽を奏でる。それはフォルクローレとも、ニューエイジともつかないもの。身体の中を気持ちのいい森の風が通り抜けていくよう。
ジャケットからアンビエントを想像したが、違った。ペルーのフォルクローレで用いられる木笛の楽器を用いたインストで、素朴なメロディが控えめなアコースティック・サウンドに溶け込む。技術を誇る演奏ではない。朴訥としたいい味のある音楽だ。
ボリビアではすでにコンテンポラリー・フォルクローレのサンポーニャ奏者として高い評価を得ている瀬木貴将が、渡辺香津美や佐山雅弘、谷川賢作、クボタハルオ……らを迎えてのデュオ演奏を展開している。ギターとの競演(1)(5)は有名曲でもありなかなかの趣。