制作・出演 : 猪俣猛
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日本コロムビア株式会社洋画のテーマをジャズで。リリース時の60年は、それすらも新鮮に映った時代だったのですね。全曲あくまでテーマ重視で長ったらしいアドリブはナシで、なんでもジャズやボサ・ノヴァにしちゃう今の時代にはない素朴な味わい。にしても昔の映画のタイトルってスゲエ。
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日本コロムビア株式会社67年録音。スタンダードをボサ・ノヴァで、マイルス・デイヴィス、ハービー・ハンコック、ジョン・コルトレーンら60年代主流ジャズの楽曲をストレートに取り上げた、時代に即した内容。若手を率いるリーダー猪俣猛のヴァイタルな魅力あふれる一枚。
東京五輪開催の64年録音。当時の日本のトップ・プレイヤーが集結して、ジャズのヒット曲を演奏するというアルバムで、ピアノで参加している前田憲男がアレンジを担当した幻の名盤だ。その時代の空気感や息づかいも感じられ、各奏者のジャズへの思いを込めたソロが聴ける。
ジャンルを越えて活動していた沢井忠夫を中心とした邦楽奏者たちと、日本ジャズ界の名プレイヤーたちによる異色のバッハ名曲集。どんな楽器やアレンジをも呑み込んでしまうバッハの懐深さと、録音時から約40年を経た今日でも面白く聴ける着想の妙に感嘆することしきり。
宮本文昭2008年新コンピレーション。2007年3月末にオーボエ活動を終了し、そのベルベットトーンを聴けるのはCD含めて非常に限られています。今回はソニーミュージックに残した膨大な音源の中から、心地よくリラックスできる楽曲をセレクト、なごみたいとき、気持ちを落ち着けたいときに、世界を酔わせた日本が誇るオーボエの美音を贅沢に体感してください。
西直樹が、東京ユニオンのリーダーとして活躍していた高橋達也をサックスに迎え吹き込んだ、81年発表のアルバム。極上のバラードからブルースまで、西のピアノの醍醐味をじっくりと聴き込める。
猪俣猛率いる“フォース”のアルバムの初CD化。参加メンバー、西直樹のトリオレコード録音を復刻するシリーズの一枚。ヴァイブ入りカルテットでMJQと同じ編成だが、ドラムがバンドを推進するところが違う。フュージョン・ブームの中、4ビート・ジャズ回帰を示した。
浜田の優しい音色のヴァイブが心地よい2曲目、西のソロに思わず涙を誘われる3曲目、スウィング魂を見せつける6曲目と縦横無尽な4人が実力を発揮した。“日本のハンプトン・ホーズ”とうたわれた西が個性を発揮する、80年代のJ-JAZZの進路を予感させた一枚。猪俣も絶好調。
78年という時を感じさせる前田のピアノと、この当時の録音の特徴を思い起こさせる荒川のベース音。30年という時空を超えて聴こえてくるピアノ・トリオからは、時代の感性、ジャズの在り様が伝わってくる。一部でカルト人気を誇る尺八のネプチューン海山が「竹・ブルース」にゲスト参加。