制作・出演 : 田中義人
What's Jazz? -SPIRIT-What's Jazz? -SPIRIT-
オーソドックスなジャズの第1弾に対し、この第2弾は進化し続ける新しい音楽としてのジャズ。早い話が若いクラバーたちにとってのジャズはこっち。福富幸宏が手がけた打ち込み系サウンドはひたすらスタイリッシュ。この両面性が彼女の最大の武器かも。
What's Jazz? -STYLE-What's Jazz? -STYLE-
連続リリースの第1弾は、4ビートやボサ・ノヴァといった旧来のジャズをベースに敷いたアコースティックなバンド・サウンド。もともとはジャズ畑なだけに、自分の庭で花に水を撒くようにリラックスしてスウィングしている。“ジャズ愛”に満ちた「ホワッツ・ジャズ?」や「ジャズ?イントロデューシング?ハウ・ハイ・ザ・ムーン」の歌詞にも注目。
ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アスジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス
ビル・ウィザース、ロバータ・フラック、ジェームス・テイラーらのヒット曲、あるいは「ベサメ・ムーチョ」のようなラテン曲をソウルフルに歌っているサード作。カッチリとまとまったタイトなサウンドと情熱的な歌声のブレンドが魅力的。編曲は笹路正徳と河野啓三。
グイードの手グイードの手
人気ジャズ・ピアニスト、塩谷哲が共同プロデュースにクラブ系の田中義人を迎えたフューチャー・ジャズ志向のアルバム。ヒップホップ、ラテンなど多彩な音楽要素を取り入れたポップ・センスあふれるサウンドと塩谷のピアノのアート感覚が融合している。
ザ・ジャズ・シンガーザ・ジャズ・シンガー
初の本格的ジャズ作品で2003年録音。マイケル・ブレッカーの参加が華を添える(3)ではスキャットを交えた楽しげな表現が印象的。語りかけるような(5)にはシンガーとしての豊富な経験と個性の発露を感じる。プロデュースを手がけた島健を中心とした演奏も質が高い。
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