制作・出演 : 米良美一
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キングレコード株式会社寺神戸亮、鈴木秀美、米良良一といった日本の古楽演奏家のオールスター・キャストで、我が国バッハ演奏の水準を示すシリーズ第5作。選曲はワイマール時代の作品集で、コンパクトな作品の規模やメランコリックな語り口は、邦人演奏の感性にアドヴァンテージ。
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キングレコード株式会社これまでのすべてが一定の水準以上にあるものとはいえ、やはり回を重ねるごとに全体のクオリティが向上している。録音という特種環境への順応からくるメンバーの精神的なリラックスも大きな要因か。ことさら大書せずとも、カンタータ演奏の新たな地平が拓く。
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キングレコード株式会社「いよいよライプツィヒ時代がやってきました」と鈴木自身がライナーの冒頭でも呼びかける、シリーズ第8作。作品の充実ぶりに比例するように、演奏の方も磨きがかかってきたようで、「わくわくする気持ちでいっぱいです」という言葉が素直に伝わってくる。
今や、カウンターテナーの最高峰と言われる米良の決定盤。彼の創り出す美しくも、はかないバッハの世界を堪能できる。発表が見合わせられた未発表曲も収録されており彼の原点を感じられる。
カウンター・テナーの第一人者による初のオリジナル・ポップス集。幅広いジャンルの楽曲を歌ってきた人だけに、ポップス系の曲でも巧く歌いこなしている。高音ばかりが注目されがちだが、低音もなかなか味があって、これは面白いポップ・シンガーの登場だ。
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キングレコード株式会社我らがカウンター・テノール米良美一と世紀の歌姫グルベローヴァによるデュオ・コンサートのライヴ録音。美しくブレンドされた二人の声がハイダー指揮の瑞々しいオーケストラに支えられて至福の時を与えてくれる。進境著しい米良の歌唱に耳を傾けたい。
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キングレコード株式会社キリスト受難の音楽による詳細なドキュメントとも言える大作。バッハが長旅も厭わずその演奏を聴きに出向いたブクステフーデの作品を、バッハ作品の録音を精力的に続けるBJCが取り上げるのも道理で、“日本人による…”の形容が不要になった演奏に拍手。
アルバム『母の唄』に続く日本歌曲第2弾。正確には『うぐひす』があるので3枚目だが、それはBIS盤だった。きれいにまとめすぎるキライがある米良だが、今回は感情表出も自然で、美しいだけでなく深さを持った音楽に。本当に歌のうまい人だ。★
カウンター・テナーの美声(?)によって見事に歌い上げられる古き良き歌謡曲の数々は、聴き手を不思議な感覚のなかへ誘うようだ。バロックを歌う際などには恐ろしいまでの鋭角の表情を聴かせる米良美一が、ここではまるで違った妖しい魅力をかいま見せる。
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キングレコード株式会社映画『もののけ姫』の主題歌を歌って一躍有名になった米良美一は今や日本を代表するカウンター・テナーの一人となった。ふっくらとした美声が生かされた(6)に耳を傾けてほしい。溢れ出る感情を抑制したデリケートな歌い口に彼の真摯な姿勢が感じられる。