制作・出演 : 藤井一興
NHK交響楽団の“顔”として、木管楽器セクションを支えてきた彼。引退後もソリストとして積極的に活動を続けている。今回の近代のフランスものは、彼の十八番。フランス仕込みのしなやかで華やかな音色、スタイリッシュなアプローチは変わらずに、円熟の音楽が味わえる。
ヴァイオリニスト、千住真理子の東芝EMI移籍第1弾は小品集。「愛のあいさつ」や「ユーモレスク」などお馴染みの名曲のほか、兄・千住明が作曲した「君を信じて」などを収録。
トランペットとサクソフォンという珍しい組み合せのアルバム。輝かしく伸びやかに歌うペットに、温かみのあるサックスが寄り添い、心地よく素敵な時間を作り出してくれる。伊藤康英の作品では、日本を代表する奏者二人の音色が交錯する面白さを堪能できる。
銘器ストラディヴァリウス・デュランティの柔和な音色が心に沁みて雅趣あふれる新録音。美しい旋律を甘く奏でるだけではなく、随所に奏法の工夫が凝らされて進取の気性に富む。「黒い瞳」に漂う寂寥の感に、一皮剥けた千住真理子の深い思い入れが感じられる。
発売元
キングレコード株式会社没後10周年の記念として発売された全5巻CD10枚におよぶ室内楽全集。武満と親交の深かった演奏家によって、2002年から2004年に行なわれた演奏会の模様を収録。精密で資料的価値の高いブックレット付き。
100年の歴史を持つ「ピーターラビット」。そのキャラクターと物語とのコラボレート・アルバム・シリーズ。童謡を集めた『ちいさなどうよう』をはじめ、英語曲集、子守歌集、クラシック集などが子供たちの冒険心を刺激する。
千住真理子が幻の名器“デュランティ”(ストラディヴァリウス)との邂逅を果してから約1年。3世紀の眠りから覚めた稀代の名器の勘どころを押さえた千住は、その魅力をフルに引き出して一曲一曲丁寧に磨き上げていく。彼女の誠実さが如実に現れた小品集だ。