制作・出演 : 野力奏一
SAKURASAKURA
生死を乗り越えた奇跡のトランペッターの11枚目。洗練されたスムース・ジャズ・サウンドをバックに、日本人の琴線に触れるメロディや、誰もが知っている名曲の数々をしっとりと“歌う”。繊細な美意識に彩られた清らかなトランペットの音色が、郷愁を誘う。
アナザー・サイド・オブ・ケイコ・リーアナザー・サイド・オブ・ケイコ・リー
CM、テレビ番組、映画で使われた曲を中心に新録音ほかを加えている。荒井由実作品の英語詞カヴァー「In The Morning Light」はディープであっても重くない情感の表現がいい。ピアノ弾き語りに小沼ようすけのギターが加わる「スタンド・バイ・ミー」はほっこりとした温度感が魅力。CHEMISTRYのアルバムで初出の「星たちの距離」は傑作。
フーズ・スクリーミンフーズ・スクリーミン
人気ジャズ・シンガーのケイコ・リーが、偉大なるマイルス・デイヴィスゆかりのスタンダードに挑戦した意欲作だ。ハスキーでソウルフルな独特のヴォイスで、おなじみの名曲に新たな生命を吹き込む。その姿はまさに“魂の叫び”。野力以下のリズム・セクションも、マイルスの共演者を思わせる繊細さで好演。
オリジナル・ベストオリジナル・ベスト
美貌の人気ジャズ・ヴァイオリニストが、98年のデビュー作から2001年にリリースした5枚目までのアルバムから、本人のペンによるオリジナル曲だけを編んだベスト。クラシックで磨き上げた確かなテクニックを武器に、歌心あふれる優美なジャズで酔わせる。