制作・出演 : 野狐禅
野狐禅野狐禅
剥き出しの言葉と歌声が印象的な二人組の約2年半ぶりのアルバム。アコースティック・ギターとピアノだけとは思えない分厚いサウンドと奥行きのあるヴォーカルとが相まって、ストレートに突き刺さってくる。ゆったりとしたメロディアスなナンバーがとりわけ味わい深い。
ガリバーガリバー
ピアノとアコギの野性派デュオ、2年ぶりの3枚目。“もうじき30の青春”を雄雄しく、情なく、愛しく描く歌詞の世界に、共感する男は多いだろう。怖いほどリアルだが、バンド・サウンドと美しいメロディの聴きやすい曲が多い。確かにここに人間が存在している。
東京紅葉東京紅葉
歌い殺してやる、といわんばかりの竹原ピストルのヴォーカルが印象的なマキシ・シングル。シンプルなアコースティック・サウンドにのせて密度の濃いぶっきらぼうなメロディが放り出される。YO-KINGあたりに通じる荒っぽさとロマンティシズムの混在が魅力だ。
初恋初恋
“やこぜん”と読む北海道出身の男性デュオの、2003年7月から隔月発売となった3枚目のシングル。彼らのハードコア・パンキッシュ・フォークは、たとえアコギとピアノだけでもリスナーの耳にバンド・サウンドを響かせるであろう説得力のある歌声が印象に残る。
少年花火少年花火
男性2人組のセカンド・シングル。タイトル曲は大昔の吉田拓郎を思い出さずにはいられない字余りフォーク。カップリングは、もう少しパンク寄りなフォーク。70年代フォークのリバイバルなのか、パンクのアンプラグド版なのか? 歌声はなかなか魅力的。
自殺志願者が線路に飛び込むスピード自殺志願者が線路に飛び込むスピード
ヴォーカル/ギター/ハーモニカと、キーボード/コーラスの男性デュオで、ゲストのドラム/パーカッション入りのファースト・シングル。ブルーハーツの影響を感じさせるが、ややパンクっぽいトーキング歌唱とロッキン鍵盤楽器の組み合わせがちょっと新鮮だ。
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