音楽むすび | 制作・出演 : 陣内大蔵

ポップでロックで力強く、その中に豊かさや優しさも感じられて、聴き応えのある作品。作詞のよきパートナー山中耕作、そして編曲の国吉良一ら、もう長く手を組んでいる人々との制作で、気負うこともなく、素直に自分の世界を表現している。★

約3年ぶりになる、オリジナル・アルバム。ポップなのだけど、ふわふわっと軽かったり、カラッと明るいだけというわけではなくしっとりとした質感を持つ。ちなみに、これが移籍第1弾。(10)は、彼自身の心機一転再スタートの心境ともとれたりして。

陣内大蔵の作品の中から、月にまつわるものを集めたオムニバスCD。中には月の一字がかろうじて入ってるものもあって、企画としては少し苦しい感もあるが、楽曲は佳作ぞろい。何やら神秘的な力を持ってそうな月は、創作意欲を掻き立てるのだろう。

ピーター・ガブリエルのリアル・ワールドスタジオでのミックスによる5thアルバム。かなり内省的な歌詞やスケールの大きい曲作りはピーガブ師匠に通じるところあるかも。ちょいとヘヴィ。明るいアフリカンポップスものの(8)が新たな活路になるかも。