制作・出演 : BUCK-TICK
3曲入りシングル。タイトル曲は、寒いメロディ&サウンドにグローバルな見地から放たれるメッセージが見事に融合した名曲。2曲目、3曲目に聴けるサウンド・スケープなども、とても若手にはできまい。さすがはベテランらしい充実した一枚。
85年のバンド結成以来常に進化を遂げてきた比類なきロック・バンドの、約2年半ぶりとなる待望のニュー・アルバムがリリース。12作目となる本作はじっくりと熟成された傑作となった。
彼らがマーキュリーに移籍してからのすべてのスタジオ音源をコンプリート収録。ということで、ヒット・チューンはもちろんレアなリミックスまで収録されている。全27曲でこのお値段は凄い!!
イギリスとドイツのテクノ系エンジニアがバクチクの代表曲を、原型をとどめないほど大胆にリミックスしたアンビエントな作品。深化するサウンドとサカグチ・ケンがアートワークを手がけた蓮井氏撮り下ろしの豪華写真集がイマジネーションをかきたてる。
横浜アリーナ以来8ヶ月ぶりのライヴを成功させたばかりのバクチク。そのステージでも大半は本作からの新曲を披露し、ファンをどぎまぎさせていた。大胆なヴォイス・エフェクトをほどこしたノイジーなサウンドにはアバンギャルドな魅力が蔓延している。
メンバー自身の選曲による14曲を再レコーディングした究極のベスト作。ボディ・ミュージック的な要素を取り入れたアレンジを始め、トータル・アルバム的発想で綿密に作られた本作は間違いなく彼らの最高作。バンドの成長を如実に伝える完成度に注目。
サイバーで近未来なパノラマ・クリア・ジャケットが綺麗(メンバーをプリントした6枚組フィルム)。「プラスチックな耽美」だった前作に比べるとソリッドなギターバンドとしてよくまとまってきたなという印象。あとはその「お耽美」な芸風を徹底させること。