制作・出演 : DEFILED
日本が誇るデス・メタル・バンド、DEFILEDによる4年ぶり6枚目のフルアルバム。 ジム・モリソンによるミックス、マスタリングで90年代デス・メタル黄金期のサウンドを21世紀に蘇らせる会心作。 92年のバンド結成以来、日本を代表するデス・メタル・バンドとしてその信念を貫き通してきたDEFILEDが、4年ぶり6枚目となるアルバム、『Infinite Regress』をリリースする。 99年のデビュー・アルバム『Erupted Wrath』をデス・メタルの聖地モリサウンド・スタジオでミキシングするなど、早い時期からワールドワイドな展開を意欲的に行ってきた彼ら。 その姿勢は20年を経た現在も一切変わっていない。本作は、365日、24時間、自分達の機材で練習、録音ができるという、バンドにとって最高の環境である沖縄のプライヴェート・スタジオで製作されたというだけあり、その仕上がりはバンド史上最高のもの。DEFILEDの持ち味であるブルータルさ、テクニカルさ、そしてひねくれ度にも一段と磨きがかかっている。 再びモリサウンドのジム・モリスがミキシング、マスタリングを手掛けたそのサウンドは、ジムの言葉を借りれば「オーガニックかつクリア、そしてヘヴィ」。まさにデス・メタルの黄金期、90年代初期のサウンドプロダクションを彷彿させるデス・メタル・ファンにはたまらない内容になっている。 タイトルの『Infinite Regress』とは、「無限退行」の意。本作では、監視社会、情報操作、階級闘争、富の不均衡、貧富差の拡大、労働の搾取、無知の悲劇、文明社会の崩壊、衰退などの社会的問題が、ダークな視点から取り上げられている。 ファースト・アルバム以来彼らのアートワークを手掛けるウェス・ベンスコーターの手によるジャケットにも、その世界観がよく表れている。 ベテラン・デス・メタル・バンドによる会心作。オールドスクール・デス・メタル・ファンはもちろん、エクストリーム・メタル好きなら聞き逃す手はない。日本盤にはボーナスとしてライヴ・トラック5曲を収録。 【メンバー】 Shinichiro Hamada (Vocal / Guitar) Yusuke Sumita (Guitar) Takachika Nakajima (Bass) Keisuke Hamada (Drums)