制作・出演 : KRS-ONE
クリス・スタイルズクリス・スタイルズ
どういう行き違いか本人は未完成と思っている状態で出てしまった作品だそうだが、いくつかの単調なトラックを除けば、DJレヴォリューションやダ・ビートマイナーズらがいい仕事をしているし、KRS-ONEの心意気も伝わる。ラブ・ソング(17)もひと味違うぞ。
オーヴァー・ヒアオーヴァー・ヒア
前作はゴスペル作品だったが、今回は本来のブラストマスターに戻り、ヒップホップを単に音楽としてやってきたのではない人間からの、言いたいこと、言っておくべきことを次々と炸裂させる。ネリーを名指しで批判して話題の表題曲(1)もその一環だろう。
スピリチュアル・マインデッドスピリチュアル・マインデッド
通算10作目はゴスペル・ラップ・アルバム。もともとストリートのプリーチャー的な位置づけでもあった人なので特に変化したわけではなく、いつも通り熱血な直球を投げかける。しいて言えばこれまで以上に言葉を重視しているのか、トラックはシンプルだ。
スニーク・アタックスニーク・アタック
92年よりソロ活動をしているヒップホップ界の哲学者&大学講師(本当)、KRS-ワンがレーベルをIn The Paintに移しての第1作目。“詩”のレべルの高さと熱さは健在だ。
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