制作・出演 : Kagrra,
2011年3月3日のコンサートをもって活動終焉を迎える5ピース・バンド、Kagrra、。彼らにとって最後のフルアルバムとなる、集大成と呼べる一枚。「四季」「月に斑雲 紫陽花に雨」を含む全9曲を収録する。
“ネオ・ジャパネスク・スタイル”という独自の和スタイルを貫くロック・バンド・Kagrra、の、前作「四季」に続く8枚目のシングル。2010年に結成10周年となる彼らの節目の一作だ。
メジャー9枚目のシングル。「四季」は、川端康成原作映画『掌の小説』主題歌。ストリングスを用いた艶のあるサウンドをバックに、恋する感情と季節の移ろい描写を重ね合わせた文学的なリリックを展開。「戯曲 かごめ謡」では童謡「かごめかごめ」をフィーチャーするなど、全体に和のテイストを漂わせている。
和テイストをコンセプトに活動を続けているビジュアル系バンドの5作目。のっけから琴の音を取り入れつつ、ビートはハイ・エナジーという個性的なサウンドを見せつける。全編、ちょっぴり妖艶なポップ・ロックだが、特にヴォーカル=一志の声がまろやかでイイ。
和を基調とするネオ・ジャパネスク・スタイルのオリジネイター・バンドのシングル。約2年ぶりとなる今作は、どことなく雅びなムードをちりばめたバラード「渦」を含め、一貫した和製ロックのユニークなスタイルに拘ったもの。琴の音色も効果的に挿入。
古な和の香りを楽曲や詞の世界観に内包し表現。ビジュアル系バンドKagrra,が提示してきたのは、穏やかな表情で心を優しげに惑わしていくミッド・バラード作。揺らり揺らめく切ない歌に触れるに従い、いつしか脳内が悠久の果てへ彷徨い始めることだろう。
2000年に結成された5人組ロック・バンドの、メジャーでのファースト・アルバム。曲のタイトルからも推測できると思うが、日本の古き時代に曲のモチーフを求めていて、1曲目がいきなり和楽器の音色をふんだんに使ったインストだったりして驚かされた。