制作・出演 : Zeebra
ジャンル
日本のヒップホップ・シーンを牽引するDJ MASTERKEYの、10年間を集大成したアルバム・シリーズの第1弾。ヒップホップ、レゲエ、R&Bのシーンの変遷をレーベルの枠を超えてコンパイルしている。
発売元
株式会社ポニーキャニオンジャンル
硬派なラッパー最右翼といった存在のZEEBRA、4枚目のアルバム。その印象は変わっていないが、バック・トラックやバック・ヴォーカルはかなりのポップ・テイストを感じさせる。その代表が、AIや安室奈美恵をフィーチャーしている(15)と言っていいだろう。
大ヒット作の前作のリミックス(2)も収録された9枚目のシングル。(1)は、男性ラッパー二人を迎えることで、これまでの“癒し君”的色男が突然オオカミ男になる瞬間をリアルに描いた彼らとしては異色作。ラップが強引に押韻することなく、歌詞重視なので◎。
今のモードはフロア向け、と公言して新たなるダンス・ミュージックの可能性を探るヒップホップ界のカリスマ。このところ自作のトラックが続いたが、本作は若手のトラックメイカーに任せて余裕のスーパー・テクニックを見せつけることに専念。流れるように気持ちいい。
2002年のキングギドラ再結成で、世間を騒がせたZEEBRAが早くもソロ復帰で第1弾シングルを。今井了介とのプロデューサー・チーム、FIRSTKLASが作るデジタルなエレクトリック・ファンクは高級感たっぷり。わざと抑えたクールなラップはまたしても新境地。
シングル「Neva Enuff」も好調なZEEBRAの約半年ぶりの新曲が登場。今回は、夏を意識したパーティー・チューンに仕上がっている。カップリングの参加メンツも豪華。
99年12月にリリースされた「Siva 1999」との連動盤。シヴァが破壊の神ならば、その後には創世記がやってくるだろうということでゼウスの登場となった。「Garden」でのソウル・ディーヴァ的だったSugar Soulの別の、ヒップホップな面を楽しめる。
大ヒット曲「今すぐ欲しい」で共演したSugar Soul、ジブラ、そしてプロデューサーのDJ HASEBEが再び組んだ話題シングル。フューチャリスティックに疾走するロックなビートが炸裂するタイトル曲は強力無比な出来だ。