音楽むすび | 制作・出演 : cruyffinthebedroom

前作から5年ぶり、結成10周年となるサード・アルバム。今作では日本語詞を大々的に導入し、より幅広い層に訴えかける意欲作となっている。凶暴かつ美しいフィードバック・ギターと浮遊感たっぷりのメロは、シーンの代表格としての貫禄すら感じさせる。

いわゆるポスト・ロック・バンドの2枚目。シーケンスに極力頼らず、線の細いギター2本を中心とするアンサンブルで、トリップ感に長けた白日夢のごとき眩しい音像を作り出している。ミニマルな構成やリズムの多様さなども含め、独自のセンスをもったバンドだ。