制作・出演 : noon
制作・出演
HiroyukiTominaga / IwaoMasuhara / noon / ShinichiSato / ShotaWatanabe / Yasuhiko“Hachi"Sato / YukiArimasa / セシル・モンロー過去5作から選曲し、未発表の4曲を加えた初のベスト・アルバム。自らの表現スタイルをもっているうえに声そのものが魅力的で、スタンダードやバカラック・ソングなど多くのシンガーに歌われている曲が独特の空気感を醸す。類家心平のトランペットもいい「いつか王子様が」など未発表曲も充実。
ポップス系の曲を集めた2009年作。多くの編曲を秋田慎治が手がけ、ピアノ・トリオ(+管)によるオーガニックな音で温かく透明感のあるヴォーカルを活かしている。雲間に漂うイメージの「ラヴ」が新鮮。しなやかで凛とした表現から情感が伝わる「デスペラード」もいい。富永寛之編曲の「愛はかげろうのように」はウクレレ入りで素朴。
浜田省吾の楽曲を10人の女性ヴォーカリストがカヴァー。女性が歌ったことにより楽曲の美しさが際立ち、再発見を思わせるアルバム。また、涼やかな仕上がりには発売元のレーベル・カラーもよく出ており、音楽に対する姿勢の美しさも感じさせる。
60?70年代のシンガー・ソングライター作品やロックなどを中心にカヴァーした5作目。切なさと爽やかさが同居するジェームス・テイラーの「ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ」、シンプルなバックの演奏に乗せて、美声がメロディのよさを際立たせるトッド・ラングレンの「イット・ウドゥント・ハヴ・メイド・エニィ・ディファレンス」ほか粒揃い。笹路正徳のプロデュースが的確。★
ほんわかした伸びのある声。ほとんどがスタンダードやボサ・ノヴァの名曲で構成されたデビュー・アルバムから感じるのは、彼女の名前どおりの“昼”。それも午後の気だるさだ。ドラムの音を極力抑えギターとピアノ主体のバックでじっくり聴かせてくれる。
女性ジャズ・シンガー、noonの3rdアルバム。ジャズ・スタンダードのほかに、ポップスや映画テーマ曲など幅広いジャンルの楽曲を収録。瑞々しい感性、伸びやかな歌声が心地良い。
4枚目にして初の海外録音。プロデュースとアレンジはH.コニック,Jr.バンドのラッパ奏者リロイ・ジョーンズ。スタンダードのほか、ニューオーリンズがらみの曲も。さらに懐かしのポップ・ヒット曲やBEGINの「恋しくて」も。独自の和みヴォーカルが心に優しく響く。
楽器数を抑えたシンプルな音作りがまろやかで温かいヴォーカルの魅力を引き出すクリスマス・アルバム。小沼ようすけとのデュオによる(1)は音の向こうの静寂を描くような繊細さがいい。ゆったりと跳ねるアレンジが新鮮な(4)、メロディを慈しむように歌う(5)も快作。
デビュー作に続き、ゴンザレス鈴木のプロデュースによる2作目。(1)や(6)に代表される穏やかで和めるヴォーカルが最大の持ち味だが、難度の高いメロディで軽快にスウィングする(5)では技巧の確かさをアピール。(2)がジャズ・ワルツに編曲されているのは新鮮に感じる。