ジャンル : J-POP > フォーク・ニューミュージック
全米コンサート・ツアーを行なった南こうせつが、2003年6月21日、憧れの地ニューヨークの“THE TOWN HALL”で開いたコンサートのライヴ2枚組。歌もMCをまったく日本と同じスタイルで超満員の観客を魅了している。フォーク世代は世界中に広がっているのだ。
病癒えてますます快調な拓郎のシングルは、3曲ともTV番組とのタイアップ曲だ。これも多くのファンから人気を得ている証だろう。この3曲、どれも拓郎らしさが表われていて好感が持てる。とりわけサトウハチロー&服部良一コンビの(3)がいい。
自分自身への応援歌なのに、その先に広大な宇宙の存在を感じさせるスケールの大きさがなんともいえない魅力になっている。初期のウジウジぶりが表面的には影を潜め、重厚さすら漂う。(2)のポップなタッチが彼女の魅力をより引き出していて、この路線をもう少し色濃く……。
もしかすると吉田拓郎が最高のスピードで走っていた時期の作品で構成された19曲。(1)の今となってはチープなフォーク・ロック調キーボード、(2)のやるせなさ、(6)のホノボノ感、そして(18)の切なさ……。あの日に帰りたい! とマジに思う。ところで「マークII」はどうしちゃったの?
71〜76年にリリースされた16枚のオリジナル・シングルを、DISC1にA面、DISC2にB面と分けて収録したシングル・コレクション。リリース順に収録されているのも嬉しい2枚組。
大ヒット作『GOLDEN BEST』の姉妹作品であるベスト盤。「氷の世界」や「夢の中へ」といった代表曲に、井上陽水・安全地帯の「俺はシャウト」といった新旧楽曲を収録。
既発アルバムの再発やベストが続いていたさだまさしの、フォア・レコード移籍後初、約1年ぶりのオリジナル・アルバム。彼の原作による映画『解夏(げげ)』の主題歌なども先取りで収録。
7年ぶりのアルバムだが、ソフィスティケイトされ神経の行き届いたサウンドは相変わらず。彼が紡ぎだす言葉は広がりを感じさせる柔らかなメロディに乗って、日常生活の細かな心の襞をさり気なく描写しているようでいながら、その実、毛穴にしみ込むように絡みついてくる。
元ディランIIの大塚まさじが83年に結成していたバンドの未発表デモ音源6曲と、88年に自主盤LPとしてリリースされた音源5曲のカップリング。塩次伸二らとのラブ・コラージュ、長田和承らとの屋上のバンドともに、埋もれていたのが惜しまれる充実作。
83年10月に六本木ピットインで行なわれた西岡恭蔵とハーフムーン、大塚まさじとラブコラージュの二つのバンドによるジョイント・ライヴ盤の復刻。西岡&大塚のデュエットによる「プカプカ」「サーカスにはピエロが」も収録し、ほのぼのとしたなごみに包まれる。
日本有数のアレンジャー9人を迎え、“地中海サウンド”をテーマに小椋佳自らが企画した2枚組。2年間の制作期間を費やした力作で、セルフ・カヴァーを超えた名盤が誕生。新曲も収録。