ジャンル : J-POP > フォーク・ニューミュージック
ばりばりのベストっすね。キャラクターとしてのイメージ強烈な存在だったから、こんなにも声にあどけなさの断片が残ってたなんて当時は気づかなんだ。んで、コアラって占い的には“くろひょう”ですか、って思わず調べちまった……祝・ご結婚、でございます。
CMと司会でしか見なくなったが、山瀬まみは歌が本当にうまい。作詞・作曲・編曲にもユーミン&松任谷正隆、南佳孝、鈴木茂、松本隆、森雪之烝、大野克夫、サエキけんぞう、奥田民生などそうそうたる面子が並んでいる。(16)なんてロック歌謡史に残る大名曲。
常に同世代のオヤジさんたちを励まし続ける男臭いヴォーカルが魅力。歌詞、メロディともに直球型なところが心に迫るのだろうか。もっと彼の歌を聴きたいところだがもはや新曲でのフル・アルバムはなかなか期待できないので、こういったベストで我慢か。
女性シンガー・ソングライターの99年2枚目のリリースとなる4作目のアルバム。実弟である福間創と盟友・斉藤哲也を中心に、彼女の音楽の持つ無限に拡がる音世界を作り上げている。今の日本でホントの意味でワン・アンド・オンリーの貴重なアーティスト。★
実験的な音楽活動で知られるギタリスト、JINMOによる“コントル・アタック”3部作の2作目。テーマは“テクノ”だが、言わばトリップ・ミュージック的な空間演出がメイン。得意の“無伴奏ギター”もたくさんフィーチャーされているのでしょうか?
新曲を3曲、アルバム未収録曲を4曲、代表曲の「初恋」「同窓會」のアルバム・ヴァージョンを収めて制作されたベスト盤。先日夭折した村下考蔵。制作担当者のコメントや丁寧に作られた歌詞カードを含め、彼と彼の作品がいかに愛されていたかをしみじみ分かる。
穏やかなクラシックのオーケストラ調で始まったかと思うと、(2)でロカビリー風なリズムへ。そして(3)以降はミディアム・テンポなフォーク・ロックへと変化してゆく。爽やかで嫌みのない直球型の詞や、歌い方が、どことなく福山雅治に似ている。
二十数年前、美乃家セントラル・ステイションとのライヴではマーヴィン・ゲイを演っていたし、元祖R&B系実力派シンガーと呼んでいいだろう。本作も都市生活の孤独が滲むファンクの(1)、デビュー時を彷彿とさせる軽やかさが気持ちいい(3)など、快唱揃い。