ジャンル : クラシック > 交響曲
制作・出演
ケルン放送女声合唱団 / シュトゥットガルト放送交響楽団 / シュトゥットガルト放送女声合唱団 / シュトゥットガルト賛美歌児童合唱団 / ジュゼッペ・シノーポリ / ワルトラウト・マイアー発売元
WEITBLICKコバケンが齢70にして、やっとベートーヴェンの交響曲全集を作る気になった。これはその第1弾。待ってた甲斐があった出来で、今後が非常に楽しみだ。テンポは抑え気味で、緩急の設定、間の取り方、緊張感の持続など、細部にまで目の行き届いた見事な造形でドラマティックだ。音もまた良い。★
マーラーが楽譜に書き込んだ響きの鮮明さを申し分なく再現した第5である。沈痛な表現は幾分影をひそめ、鬱屈した感情はアシュケナージによって解放され、妙なるカタルシスがもたらされる。終楽章のクライマックスも凄まじく、包まれる感動はきわめて深い。
小澤征爾&ボストン響の初期の代表的名演の一つ。小澤の最も得意なレパートリーのひとつであるチャイコフスキーから、劇的な交響曲第5番を収録。第2楽章のカヴァロスキーによるホルン・ソロも印象的。
演奏至難なアイヴズの「交響曲第4番」と「宵闇のセントラル・パーク」を収録したアルバム。テンポもリズムも異なる2群に分かれたオーケストラを小澤が巧みにリードし、天才的な指揮ぶりを繰り広げている。
ナチ戦犯の嫌疑が晴れ、戦後初のベルリン・フィルとの歴史的な演奏会の記録。ベルリンの聴衆の熱狂ぶりが伝わってくる。フルトヴェングラー万感の思いがこもったベートーヴェンで、彼の代表的な録音のひとつだ。
有名な“ウラニア盤のエロイカ”である。フルトヴェングラーの許可がなかったのですぐに発売中止になったため入手困難になったことが、評判に拍車をかけた。彼の数種ある「エロイカ」中ず抜けて人気のある録音だ。
「田園」は、フィルハーモニーが空爆で大破し、国立歌劇場でが行なわれた定期演奏会のライヴ録音。7種ある「田園」の中でも最も劇的な演奏として有名なものだ。ワーグナーの2曲も戦時中の録音。
制作・出演
エリーザベト・ヘンゲン / ティルラ・ブリーム / ブルーノ・キッテル / ブルーノ・キッテル合唱団 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ペーター・アンダース / ルドルフ・ヴァッケ / ヴィルヘルム・フルトヴェングラー発売元
キングレコード株式会社戦時下の1942年録音の、何度も復刻されている有名盤で、戦後のバイロイト盤に勝るとも劣らない完成度の高い演奏が聴ける。録音の状態も良く、マニア以外でも十分に楽しむことができる。
ベルリン・フィルとの3種の録音のうち、最も録音状態が良いとされているもの。有名なウィーン・フィルとのスタジオ録音盤と同じ年の演奏だが、ライヴ録音の分、よりフルトヴェングラーらしさが出ているとも言える。
制作・出演
アルフレード・ペル / ウィーン・ジングアカデミー合唱団 / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ヒルデ・ギューデン / ベートーヴェン / ユリウス・パツァーク / ロセッテ・アンダイ / ヴィルヘルム・フルトヴェングラー発売元
キングレコード株式会社LP時代は、音質が悪いが演奏はバイロイト盤より上という人もいた。ターラ盤は、ORF保存のオリジナル・テープから復刻した独協会盤発売の翌年、独自のマスタリングを施してCD化し、音質の向上を図ったものだ。
EMIの有名なスタジオ録音の直後に行なわれた演奏会のライヴ録音。強烈な集中力で、最後まで張り詰めた緊張感が持続したライヴならではの迫力だ。音質も良く、フルトヴェングラーの代表的「英雄」のひとつだ。
制作・出演
エリーザベト・シュヴァルツコップ / エルザ・カヴェルティ / エルンスト・ヘフリガー / オットー・エーデルマン / フィルハーモニア管弦楽団 / ベートーヴェン / ルツェルン祝祭合唱団 / ルツェルン祝祭管弦楽団 / ヴィルヘルム・フルトヴェングラー発売元
キングレコード株式会社「英雄」は、晩年のルツェルン音楽祭でのライヴ録音で、スケールの大きな堂々とした演奏が特徴だ。第7番はリハーサルだが、高い集中力に驚かされる。フルトヴェングラー最後の第九も部分的だが感動的な演奏だ。