ジャンル : クラシック > 管弦楽曲
制作・出演
アンリ・エラール / エルネスト・アンセルメ / クリーヴランド管弦楽団 / スイス・ロマンド管弦楽団 / セルゲイ・プロコフィエフ / ハンス・フリーバ / ミシェル・シュヴァルベ / レオン・フーグステール / ヴラディーミル・アシュケナージ「シンデレラ」は、プロコフィエフの6番目のバレエ曲。「兵士の物語」は、制約された条件下での小規模な作品だが味わい深い。本作の初演者、アンセルメによる歴史的な録音で楽しめる。
ショスタコはお約束のマッシヴな賑々しさ。いわば納得の音の姿だが、チャイコフスキーは一転驚くほど落ち着いた佇まい。響きにも語り口にもほとんど扇情的なものを感じさせない。「ロココ風」など独奏が団員のゆえか室内楽的とも言える趣。意外な面白さだ。
世界中のオーケストラや歌劇場から引っぱりだこの指揮者、ゲルギエフ初の「白鳥の湖」。本作でチャイコフスキーの3大バレエが揃った。オーケストラも指揮者も熟知したチャイコフスキーで、21世紀の決定盤といえる。
グリーグの小品もそうだが、シベリウスの作品も演奏会でアンコール演奏されるとその良さに感服することが多い。つまり、多くの人は喰わず嫌いなだけなのである。このセットは傘下のレーベルから個々の演奏を引っぱり出してきてまとめたもので、録音年や演奏の傾向にばらつきはあるものの、価格も考慮すれば記念の年にはふさわしい。ヤルヴィやマリナーらのソツのなさは知られているが、ヤラスの指揮したものが独特の風味があって印象的だった。録音データがおおざっぱなのは仕方ないにしても、取り出す際のことを考慮してディスク番号はもっと大きく印刷してほしい。
発売元
ユニバーサルミュージックエルガー生誕150年を記念したベスト・アルバム。日本人にもおなじみの「威風堂々」やチェロ協奏曲、エニグマ変奏曲など、エルガーを知るのに欠かせない作品が満載だ。
メンデルスゾーン所縁のオーケストラを振っての序曲集。「トランペット」は17歳のときの作品で、死後出版されたもの。マズアの張りのある曲作りが、メンデルスゾーンの清新なロマンティシズムをよく表わしている。
発売元
キングレコード株式会社エグモントのモノローグの朗読が入った、珍しい全曲盤。ボンガルツは、ドレスデン・フィルの首席指揮者を長く務めた、旧東ドイツを代表する指揮者。録音が少なく、この全曲盤は貴重な作品だ。
発売元
キングレコード株式会社チェコ出身でドレスデン・フィルやベルリン響の首席指揮者を長く務め、ドイツものを得意としたヘルビッヒによるメンデルスゾーンを収録。本作では、オーソドックスながら鋭く味わいのある指揮で、メルヘンの世界を表現している。