ジャンル : クラシック > 室内楽曲
モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲
きっちりとした楷書体の演奏に慣れた耳には、とくに最初のモーツァルトなど、いささか面食らう人がいるかもしれない。それはこと近藤のソロに著しいが、草書体と言うのか即興的と言うのか、とにかく多彩で濃厚な表情付けやテンポの揺らしがユニークだ。
ジェームズ・ゴールウェイの芸術 4::Vol.4 イン・ザ・クラシカル・パーラージェームズ・ゴールウェイの芸術 4::Vol.4 イン・ザ・クラシカル・パーラー
ゴールウェイの還暦を祝って発売された60曲のマスターピースが、国内盤として登場。第4巻は唯一の1枚もので、タイトルから想像できるとおり、軽快な作品が並ぶが「しぼめる花」での弾むようなパッセージ、山下和仁との絶妙な音楽的対話と、聴きどころ多し。★
バッハ:フーガの技法 フーガの技法BWV 1080、トリオ・ソナタBWV 1038,1037バッハ:フーガの技法 フーガの技法BWV 1080、トリオ・ソナタBWV 1038,1037
制作・出演
J.S.バッハ / インゴ・ゴリツキ / エグベルト・グッチョ / カール・リステンパルト / ザール放送室内管弦楽団 / ヘルムート・ヴィンシャーマン / ヘンニンク・トゥルーク / ユゲット・ドレフュス / ロベール・ヴェイロン=ラクロワエラート・アニヴァーサリー50 12::バッハ:フルート・ソナタ[全曲]エラート・アニヴァーサリー50 12::バッハ:フルート・ソナタ[全曲]
ランパルの5回にもわたるバッハ・ソナタ集の、これは3度目のものの初CD化。ランパルらしく、常にむらなくたっぷりと楽器を鳴らし、恰幅の大きな音楽を繰り広げている(その屈託のなさに若干の抵抗を覚える向きもあろうが)。V.=ラクロワの多彩なサポートが楽しい。
モーツァルト:ディヴェルティメントK.5モーツァルト:ディヴェルティメントK.5
K.563という数字が示すように、これはモーツァルト最晩年の作品にして最後のディヴェルティメント。しかも弦楽三重奏というシンプルな編成。パスキエ兄弟の演奏は、野暮ったさと洗練味が同居した不思議なもの。ただしお世辞にも巧いとは言えない。