ジャンル : クラシック > 古楽・バロック音楽
グレゴリアン・チャント・ベスト・アルバムグレゴリアン・チャント・ベスト・アルバム
まったく突然のブームに一種の社会現象としての研究対象にまでなった感のあるグレゴリオ聖歌。このアルバムはそのもっとも正統的な唱法を今日に伝えるフランス・ソレーム修道院の修道士たちによる録音。清澄なモノフォニーの世界が現出するかのようだ。
ゼレンカ:作品集〜ヒポコンドリアイ長調ゼレンカ:作品集〜ヒポコンドリアイ長調
古楽器に完璧にハマっていた時代のアーノンクールによるゼレンカの好演盤。77年ウィーンでの録音。この時点での最先端の古楽器演奏が記録されている。レコードでは盤質の良くなかったこともあり、貧弱に聴こえていた演奏が立派に蘇りそれだけでも喜び。
マッツォッキ:マドリガーレ集マッツォッキ:マドリガーレ集
声楽レパートリーの充実に役者が揃ってきた古楽界、イギリスのというよりEUのアンサンブルとも言えるトラジコメディアの新作はマツォッキ(1592-1665)。17世紀イタリアの時代のコスモポリタンな雰囲気を、コスモポリタンな顔ぶれのアンサンブルが粋に料理。
ランディ:聖アレッシオランディ:聖アレッシオ
バロック・オペラ一方の旗頭、ローマ派の巨匠ランディの埋もれていた代表作が音楽史の彼方から姿を現した。クリスティは若い声を集め、生気に満ちたドラマを眼前に繰り広げている。アレッシオの歌う第1幕のアリエッタなどため息が出るほどの美しさだ。
空想の音楽会 1空想の音楽会 1
LP時代の好企画シリーズのCD復刻。その幕開けに選ばれたのが南仏の古都エクスの守護大聖堂における宗教音楽会だ。中世後期からフランス最高の合唱団を擁した同聖堂のミサの模様は、まさにルネッサンスの幻想を近世に伝える素晴らしいものといえる。