ジャンル : ジャズ > フュージョン
(2)や(3)などビル・エヴァンスを思わせるが懐古趣味的な手法ではない。60年代ではなく、97年に録音された音ならではの現代らしさに拍手。ベース、ドラムのピアノ・トリオが生み出すゆったりとした雰囲気に力強いスパイスも随所にちりばめ、聴き応え十分。
50年代はミンガスのグループに参加、ビリー・ホリデイの伴奏など。60年代にはドルフィーと組んだり、代表作『オール・アローン』を発表。マルは本流に参画しながら地味な存在だったが、本盤を聴くとジャズの激流と緩流を今、伝えている人なのだと実感。
今は亡き天才ベーシストのジャコが超絶ギタリストのビレリと行なった欧州ツアーの際に、ドイツで録音された双頭アルバム。スタンダードからオリジナルまで、お馴染みのナンバーを取り上げているが、相変わらずのスリリングな展開は、さすがといった感じ。
現代的な正統派フュージョン作品とでも呼べばいいだろうか。ダンサンブルなリズムに乗って、ウェイラムのテナーがメロディアスにリズミックに飛び交う。心機一転レーベルを移籍して吹き込んだこの第1作では、持ち味のソウルフルな響きも一層快調だ。
無駄を省いて細部までセンスを行き届かせたバック、力強いが語り過ぎないサックスが程よくキマり、スロー・テンポで飽きさせない大人の魅力にあふれている。凝っているがサラリとした聴き心地だ。雰囲気が(4)(5)(8)3曲に娘のセリーナがヴォーカル参加。
ゴンザレス鈴木率いるソウル・ボッサ・トリオのリミックス・マキシ。ハウス・ファウンデーションの松本浩一によるガラージなミックス2曲と、田中知之(FPM)によるダンス・ミュージカルなミックスなど計5ヴァージョンのクラブ・ユース盤。
今は亡きベーシスト、ジャコ・パストリアスの未発表録音がまた発表された。1986年にビレリ・ラグレーンと共演したイタリアでのライヴ。名曲(1)を始め、最後までテンションの高い演奏が続く。改めてジャコの偉大さをひしひしと感じさせてくれる1枚。