ジャンル : ジャズ > フュージョン
サイレント・タンサイレント・タン
60年代フリーの渾沌を経たテイラーは、ソロ・ピアノを基本フォーマットに精力的な活動を再開したが、74年モントルー・ジャズ祭のステージに於ける、とてつもない“覇気”の発散を記録した作品がこれ。確かにフリーだが、紛れもない彼の顔がここにある。
デュアル・ユニティーデュアル・ユニティー
ポールがシンセに狂っていた71年、ロッテルダムとパリで行なったライヴより。アネットがぞわぞわキメるとポールは暴れながら、あの手この手を繰り出していく。ゆるやかさと性急さが平然と脳ミソの中に同居している天才だけが成せる前衛の道。
スパイラルスパイラル
独自の音空間で自己を表現するアンドリュー・ヒルの意欲作。ここではコニッツとの共演(4曲)におけるインタープレイが聴きもの。秀れた音楽性を持ちながら、不当に扱われてきたヒルだが、70年代中期の成果を収めた貴重な記録としても重要な一枚。
バラードの家〜ニューヨークバラードの家〜ニューヨーク
昨年発売された女性歌手6人のカップリング盤『ニューヨークのヴィーナス』に2曲フィーチャーされていた本格派の新人。これが初アルバム。ミディアムからスロー中心にゆったり歌うバラード集だが、エリントンの(6)はスキャット入りでスウィンギー。
スタンダード・セッションズ・スタンダード・セッションズ・
ジャズ・ピアノの神様として高い評価を得ているテイタムが、30年代末から40年代前半に残した放送用録音の集大成。全曲ソロだが一糸乱れぬ運指と正確なテンポは、今の耳で聴いても完璧そのもの。「これぞ天才」としかいいようがない名演の連続だ。