ジャンル : ジャズ > フュージョン
N.Y.の話題のジャズ・クラブ“ジャイアント・ステップ”からあらわれた大型ジャズ・ユニット。ヒップ・ホップ世代のジャズの乗りを明確にうち出して実に楽しいが、ロンドンのアシッド・ジャズほど破天荒な所がやや少ない。ゲイリー・カッツが作りすぎ?
66年の初リーダー作。O.コールマンやA.アイラーが大活躍していた時代の録音だけに、全体にニュー・ジャズ的色彩が強烈。このアルバム、発表当時は物凄く衝撃的だったが、いま聴くとまともに響くから不思議だ。全曲とも自作。奔放なソロが熱い。
75年に録音された2枚組のライヴ盤を1枚にまとめたのが本CD。孤高の芸術家と思われがちなシェップだが、いい仲間を得て、バラードからスピーディーな曲に至る数々の名演を気持ちよく聴かせてくれる。アーチー・シェップのファンの多くが推薦する一枚だ。
フリー・ジャズ革命の嵐の後ひとり歩きし始めた70年代中盤のアバンギャルド・ジャズ。ラッドのトロンボーンは異質な突起物のようなアクの強さがあるが、これほど存在感を植付けられるトロンボーン奏者はいない。緊張感は持続しない作品だがラッドは○。
以前海賊盤で出回っていた貴重な音源のCD化。コレトレーンが独立しようとしていた頃のものだけに、音楽性のズレと緊張感が伝わる。この欧州楽旅時の音源は既に発表されているものもあるだけに、熱心なファンに喜ばれる内容。音質もかなり良くなった。
例の「黄金のカルテット」といえば、インパルスに多くの作品があるが、本作は私家盤として出回ったことのある62年11月オーストリアにおける実況録音。次第に演奏時間が長くなりつつある時期だが、ライヴならではの迫力とパワーが全編で横溢。音質良好。
グループ全体に覇気が感じられない。ドルフィーは非常に能弁にプレイを綴っているが、臨時編成のコンボ故か何となくまとまりのないソロに終始する。しかしドルフィー・ファンにとっては貴重な演奏だし、そうした意味からして録音の悪さも気にならない。
ドルフィーにハンコックとは面白い顔合せだ。しかしそれが音楽的にどうかとなると、ファンには貴重な未発表作品ではあるが、ここでの競演に期待を上回るものは残念ながらない。ドルフィーの演奏がいまいちいつもの奔放さに欠けている点も否めない。
随分前から海賊盤で紹介されていた作品の正規盤だが音質に改善の跡はない。豪華なミュージシャンの組み合わせには興味がそそられるし、内容もそれぞれがかなり立派なものと言っていいだろう。中ではやはりマイルスがらみの(1)〜(4)が素晴らしい。
飛び入り参加ふうなジャムにせよ、大変なメンバーが揃ったものだ。まだ無名だったチェットとクリスは、パーカーと一緒に吹けて身が縮こまったはず。それでも臆せず名演を披露。パーカーはチェットにマイルス・デイヴィスをだぶらせていたに違いない。
ジャズ・テナーの巨匠のひとり、レスター・ヤングが残した演奏はどれも貴重だが、これは50年代初頭のクラブ・ギグの模様をおさめた放送用録音。録音状態はベストではないが、安心して楽しめる。この枯淡の境地こそ、大人のジャズならではの味わいだ。