ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 純邦楽・民謡
津軽三味線の代表格、吉田兄弟の、主に国内未発売の海外アーティストとのコラボ作品を中心に構成された、裏ベストとも言うべきコンピレーション。のエキセントリックな歌と三味線の和的響きとの共演など、どれもこれも予想以上に刺戟的で面白い。★
発売元
日本伝統文化振興財団三味線ファンク・バンド“THE家元”などでの活動でも知られる三味線の杵屋裕光、近年力強さを増している唄方で弟の杵屋利光という“杵屋兄弟”による現代長唄のマニフェスト的作品。高度な技巧を求められる難曲で、演者の腕の見せどころを心得た会心作だ。★
トニー・バーグをプロデューサーに迎えてのLA録音作で、レディオヘッドのカヴァーで始まる。ブルース感覚の「秋田おばこ」、ケルト風の「ONE LONG RIVER」など、津軽三味線の多彩な響きと民謡の可能性を追求している冒険作なのだが、安定感は増している。
親しみを込めて“ジョギ”と略称されることもある女流義太夫の第一人者で、人間国宝でもある竹本駒之助の全集である。男性には表現できない義太夫節がそこにある。男による人形浄瑠璃(文楽)や歌舞伎などの舞台に出られなかった歴史を持つ女流義太夫は、素浄瑠璃という演奏スタイルで展開されていく。物語を語る太夫と低音域の太棹三味線(鶴澤津賀寿)とで描写していくのである。その演目は男・女に違いはなく、この全集には浄瑠璃・義太夫節の代表的作品を収録している。『平家物語』や『源平盛衰記』を題材にした梶原源太をめぐる物語が展開される「ひらかな盛衰記」神崎揚屋の段(ディスク1)から源義経伝説をテーマにしつつも平維盛を主人公にした「義経千本桜」すし屋の段(ディスク10?11)までを各CDに一話ごと収録。歌舞伎や文楽ファンならば、知っている物語ばかりである。
民謡尺八奏者の米谷智が民謡・歌謡曲・自作曲などを演奏する。ピアノ、ベース、ドラムスによるトリオとの共演で、タイトルどおり歌心、情感にあふれている。「静動」はハービー・マンを思わせるビートで、「刈干切唄」では泣きの尺八、自作曲のやんちゃ振りを発揮と多彩だ。
世界に誇る太鼓集団「KODO」の、20枚以上を誇るその膨大なディスコグラフィーの中から、ライヴでも頻繁に演奏される人気の高い楽曲を集めたベスト盤です。是非このバイブレーションを高音質、大音量でお楽しみ下さい。自然と身体が動くことでしょう。
佐渡島に本拠地を置く日本太鼓グループ鼓童の1994年から1999年までのベスト盤。伝統的な鼓童の日本太鼓から比較的ポップな楽曲までを網羅、究極のクオリティ・ミュージック・アルバムの誕生です!