ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 純邦楽・民謡
生田流筝曲演奏家、安藤政輝の宮城道雄作品集。通常は二人または三人で合奏する演目を、多重録音を駆使して安藤一人で演奏。合奏では味わえない、各パートの音のクリアさが聴きどころだ。
“郷みん’S”"は澤瀉秋子(唄、津軽三味線、三味線、太鼓)と椿正範(津軽三味線、唄)、松浦奏貴(踊り、太鼓)の郷土の民謡を今に伝えたいという20歳代の民謡界の若手たち三人によるユニット。聴いているうちに松浦が「安来節」を踊る姿を観たくなる。
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日本伝統文化振興財団福原徹は篠笛から能管まで自在にこなすバリバリの邦楽の笛方である。彼は主に長唄や古典を中心に活躍するが、作曲もする。本盤には自作品とバッハの編曲も織り交ぜる。とりわけ囃方(はやしかた)の楽器によるアンサンブル曲は新境地を切り開く印象で面白い。
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日本伝統文化振興財団邦楽作曲家の重鎮、二世今藤政太郎の作品集第5弾は、能の「能楽囃子による組曲」と狂言の「船渡聟」の2曲。「能楽囃子による組曲」は囃子と箏・三味線・コーラスの組み合わせという画期的な作品。「船渡聟」は和泉流狂言を舞踊化した作品で、いかにも狂言らしい軽妙な味が楽しめる。
人気歌手、赤坂小梅のベスト・アルバム。幅広い層から根強い人気を獲得している名曲の数々が収められており、彼女の魅力が一挙に堪能できる。ファンから入門者にまでオススメの仕上がりだ。
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日本コロムビア株式会社尺八の藤原道山が日本の四季を表現した童謡・唱歌などを、曲によって箏やピアノ、シンセ、ギター、管楽器……らと共演していき、季節の風景や響きを聴かせている。デビュー作『UTA』の展開形といえる内容。今日的な和の音色・響きで季節を描写している。
戦後のお茶の間を魅了し、“この人抜きには大衆芸能は語れない”とまで言わしめた浪曲師、広沢虎造の没後40年を記念した全曲集。「清水次郎長伝」をはじめ名調子の数々が収録されている。
津軽三味線の代表格、吉田兄弟の、主に国内未発売の海外アーティストとのコラボ作品を中心に構成された、裏ベストとも言うべきコンピレーション。のエキセントリックな歌と三味線の和的響きとの共演など、どれもこれも予想以上に刺戟的で面白い。★
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日本伝統文化振興財団三味線ファンク・バンド“THE家元”などでの活動でも知られる三味線の杵屋裕光、近年力強さを増している唄方で弟の杵屋利光という“杵屋兄弟”による現代長唄のマニフェスト的作品。高度な技巧を求められる難曲で、演者の腕の見せどころを心得た会心作だ。★