ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 落語・演芸
桂文珍14-[胴乱の幸助] [老楽風呂]桂文珍14-[胴乱の幸助] [老楽風呂]
古き味と現代の息吹を融合できる噺家といえば春風亭小朝と桂文珍が東西の双璧。上方話の古典「胴乱の幸助」も文珍の手に掛かると、登場人物がいまも近所に居そうな気になる。「老楽風呂」は逆に、古典に通じる味の新作。聴き比べの楽しさを味わえる。
桂 雀々 落語のひろば 6 動物園/鶴満寺桂 雀々 落語のひろば 6 動物園/鶴満寺
楽な仕事で高収入という好条件で移動動物園に雇われた主人公。はたして、その仕事の内容とは……。平成爆笑王・雀々の一風変わった「動物園」と「鶴満寺」の2題を収録。第7集も同時発売。
上方落語特選 笑福亭仁鶴大全集上方落語特選 笑福亭仁鶴大全集
2〜30年前の音源を中心にまとめられた10枚組全集。仁鶴の落語を音だけでしっかり聴くと、音の上での楽しみが実に多いことに気づく。たとえば否応なくクローズ・アップされるのが、一定の声音で切れ目なく語る技術。ここから生まれるテンションの高さと、観客の集中力が一致するときに仁鶴流の“語り芸”が生まれてくるのだ、というようなことを冷静に考察できたり。おそらく舞台が見えたら、まったく別な感じ方をさせられるに違いないのだが。これだけの内容に、ブックレットがやや不釣り合いなのが少々残念。
ぞろぞろぞろぞろ
国語の教科書にも出てくるおとぎ話のような落語で、まじめに働く正直者は神様のご利益で栄え、怠け者はとんだ災難にあうという話。昇太は持ち前の明るいキャラと気風のいい話芸で、爆笑を誘いながら、子供でもわかりやすく聞かせてくれる。