音楽むすび | コンドレンセス

コンドレンセス

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ウェンズデイ13史上最もヘヴィなアルバム『コンドレンセス』完成!
ハード・ロック、スラッシュ、デスまで多種多様な要素が詰め込まれたホラー・メタルの真骨頂!

Wednesday 13、本名ジョセフ・プールはノース・カロライナ出身のヴォーカリスト。
元々はFRANKENSTEIN DRAG QUEENS FROM PLANET 13というホラー・パンク・バンドのヴォーカリストであった彼だが、
その名を一躍有名にしたのはマーダードールズでの活躍だろう。02年、当時スリップノットのドラマーであった
ジョーイ・ジョーディソンによるスーパー・プロジェクトとして大きな話題となったマーダードールズ。
そのヴォーカリストに抜擢されたWednesday 13は、一夜にしてスターとなったのである。
マーダードールズが一旦活動停止をした04年、彼はWednesday 13名義での活動をスタート。

Wednesday 13のスタイルはマーダードールズ同様、しばしばホラー・パンクと形容される。
Wednesday 13は、いわゆるホラー・パンク的なサウンドと、キッスやアリス・クーパー、トゥイステッド・シスターといった
シアトリカルな要素を持つハード・ロック、さらにはグルーヴ・メタル的要素を混ぜ合わせたスタイルを得意としてきた。
パンクとメタル、どちらが前面に出ているかは、アルバムによってまちまちであった。

結論から言ってしまえば、『コンドレンセス』は100%メタルのアルバム。間違いなくWednesday 13史上最もヘヴィな作品である。
本作についてWednesday 13本人が「パンク・ロックのフィーリングは完全になくなった」と明言しているのだから、
故意にメタルに仕上げたというだ。やはりマーダードールズにおける活動、ジョーイ・ジョーディソンなどからの影響も大きかったのだろう、
ここ10年ですっかりメタルヘッドになったというWednesday 13は、自分のバンドのスタイルを、ホラー・パンクからホラー・メタルへと
「進化」させたと断言する。

『コンドレンセス』は「仰々しさを抑えた、よりシリアスでダークな作品」である、とWednesday 13は語る。アルバムのタイトルからして、Condolences=哀悼の言葉、だ。パンク・ロックのフィーリングが消え、完全にメタル・バンドとなったWednesday 13だが、
決してその音楽スタイルが単調になったというわけではない。ノリのよいハード・ロックからグルーヴィーなもの、スローなものから
スラッシュからデスまでと、その射程範囲は広い。中でも7分に渡るタイトル曲は、そのハイライトだろう。「死はお前の運命、
お悔やみ申し上げます」と、死についてスローにアトモスフェリックに、そしてドヘヴィにシリアスに語られるこの曲こそ、
Wednesday 13が作り出すホラー・メタルの真骨頂である。

『コンドレンセス』は、Wednesday 13やマーダードールズのファンはもちろん、エクストリーム・メタル・ファンなら誰もが楽しめるヘヴィ、
そしてグルーヴィーな作品。ホラー・マスターによるホラー・メタルの真髄を、ぜひ体験してみて欲しい。

【メンバー】
ウェンズデイ13(ヴォーカル)
ローマン・サーマン(ギター)
ジャック・タンカズリー(ギター)
トロイ・ドーブラー(ベース)
カイル・カストロノヴォ(ドラムス)

<収録内容>
01. ラスト・ライツ
02. ホワット・ザ・ナイト・ブリングス
03. カダヴァラス
04. ブラッド・シック
05. グッド・リダンス
06. ユー・ブリーズ、アイ・キル
07. オーメン・アーメン
08. クルエル・ トゥ・ユー
09. ユーロジー XIII
10. プレイ・フォー・ミー
11. ロンサム・ロード・トゥ・ヘル
12. コンドレンセス
13. デス・インフィニティ

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