フロム・ヘル・ウィズ・ラヴ
地獄より愛を込めて。アントン・カバネン率いるヘヴィ・メタル“漆黒の野獣”が牙を剥く、殺傷力を増した第二弾アルバム完成!
バトル・ビーストのメイン・コンポーザーだったアントン・カバネンが脱退して結成したビースト・イン・ブラック。
2017年のファースト・アルバム『バーサーカー』はバトル・ビーストの持つあらゆる要素を網羅、
さらに一歩踏み込んだ勇敢なるアプローチで世界のメタル・コミュニティを魅了した。
アントンのギターは鋭さとエモーションを増し、ギリシャ出身のヤニス・パパドプロスの幅広い声域と豊かな声量を兼ね備えた
ヴォーカルと共にお互いを高め合う。元U.D.O.のギタリスト:カスペリ・ヘイッキネン、大地を揺るがす重低音ベーシスト:マテ・モルナールは
アントンの創り出すサウンドを新たな次元へといざなっていく。
そんなビースト・イン・ブラックがドラマー:アッテ・パロカンガスを迎えた最強布陣となって生んだセカンド・アルバムが
『フロム・ヘル・ウィズ・ラヴ』だ。前作から約1年というハイペースで作られた本作。W.A.S.P.やラプソディ、ビヨンド・ザ・ブラックとの
ヨーロッパ・ツアー、そして2018年5月の来日公演など精力的なライヴ活動で鍛造されたサウンドはアントンの豊潤な音楽キャリアの集大成だ。
正統派ヘヴィ・メタルに求めるすべてがここにある。必殺ファスト・ナンバー「クライ・アウト・フォー・ア・ヒーロー」「ノー・サレンダー」、
ビッグでメロディアスなアリーナ・メタル「スウィート・トゥルー・ライズ」、勇壮なファンファーレから突入するパワー・メタル「リペントレス」、
ダイナミックなメタル・アンセム「アンリミテッド・シン」「ディス・イズ・ウォー」、バンドのポップ・サイドとメタル・サイドの絶妙の
均衡が成り立った「フロム・ヘル・ウィズ・ラヴ」「ダイ・バイ・ザ・ブレイド」「トゥルー・ビリーヴァー」など、
ビースト・イン・ブラックのすべてを余すところなく叩きつける総力戦が、本作なのだ。
映画やアニメ、日本の漫画などから多大なインスピレーションを受けた歌詞の世界観も健在だ。曲ごとに聴く者の魂を揺さぶる躍動感は、
北欧フィンランド出身ならではの英雄伝説・叙事詩となっている。
アルバムの発売を待たずして、ナイトウィッシュとのヨーロッパ・ツアーを開始。2019年には大規模なワールド・ツアーが行われる。
「精神的な牢獄から出所した、開放感のあるアルバム」とアントンは語る。メタルの野獣が今、荒野に解き放たれた!
【メンバー】
アントン・カバネン(ギター/ヴォーカル)
ヤニス・パパドプロス(ヴォーカル)
カスペリ・ヘイッキネン(ギター)
マテ・モルナール(ベース)
アッテ・パロカンガス(ドラムス)
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2015年、バトル・ビーストを離脱したギタリスト、コンポーザーのアントン・カバネンによる新バンドが遂に始動! その名も“ビースト・イン・ブラック”!野獣のごとく5人の男たちが放つ熱き魂の咆哮、王道のヘヴィ・メタルが響く! 2015年2月、サード・アルバム『アンホーリー・セイヴィアー』リリース後にバトル・ビーストを脱退したギタリストのアントン・カバネン。 バンドの全作詞作曲を手がけてきた彼が新しいバンドを始動させた。その名もビースト・イン・ブラックだ。 バトル・ビーストは2008年にフィンランドのヘルシンキで高校の同級生だった3人、ギタリストのアントン・カバネン、ユッソ・ソイニオ、 そしてドラマーのプル・ヴィッキが中心となって結成された。その他のメンバーは女性シンガーのニッテ・ヴァロ、ベーシストのエーロ・シピラと キーボーディストのヤンネ・ビョルクロトがオーディションを経てバンドに加入。デビュー前からバトル・ビーストの名前はヨーロッパのメタルヘッズの間では 有名であった。それもそのはず、2010年の<ヴァッケン・メタル・バトル2010>にて、ファイナル・ステージに進出、ヴァッケン・オープン・エアに出演し見事優勝した。 その後ラジオ局主催のRadio Rock Starbaでも優勝、デビュー前からメディア露出も多かったのである。バンドはここから快進撃を続ける。 フィンランドのレーベル“HYPE”からリリースされたバトル・ビーストのファースト・アルバム『スティール』は、2011年の春にフィンランドでチャート7位を記録。 この後、名門ニュークリア・ブラストからボーナス・トラックを加え、2012年にヨーロッパで発売された。ナイトウィッシュのヨーロッパ・ツアーに同行し、 初めてのツアーを行うも2012年秋、ニッテ・ヴァロが家族の問題を理由にバンドを脱退。新しい女性シンガー、ノーラ・ロウヒモが新加入し、 2013年5月にセカンド・アルバム『バトル・ビースト』をリリース。前作『スティール』の売り上げを上回り、最高5位を記録するヒットとなった。 2015年2月、3枚目のアルバム『アンホーリー・セイヴィアー』をリリース。ここまでのバンドの快進撃の理由に、ノーラの存在感があったことは否めないが、 メイン・ソングライターであるアントン・カバネンによるヘヴィ・メタル・ミュージックへの深い理解力も重要な要素のひとつであったことは間違いない。 彼はバンドの全作詞作曲を手掛けてきたのだった。 2013年11月、<LOUD&METAL MANIA>で初来日、2014年には<LOUD PARK14>に参加、日本のメタル・ファンにもその名は浸透、順調に人気も上昇していた。 ところが、サード・アルバム発表直後にアントン・カバネンはバンドを離脱。2015年4月にバトル・ビーストは渋谷CLUB QUATTROで初の単独公演を行ったが、 そこにアントンの姿はなかった。以前からアントンと他のメンバーの間には亀裂が生じており、ツアー中のバンドの雰囲気は最悪だったという。 そんな状況で長続きするはずもなく、アントンは解雇同然の状態でバンドを去ることになった。 そして結成されたニュー・グループが、ビースト・イン・ブラックだ。メンバーはツインギター編成の5人でアントンの他に、ギリシャのWARDRUMに在籍していたYannis Papadopoulos(vo)、 あのウド・ダークシュナイダー率いるU.D.O.のギタリストのKasperi Heikkinen、ハンガリーのパワー・メタル・バンドWISDOMのベーシストのMáté Molnar、フィンランドの シンフォニック・エクストリーム・メタル・バンドBRYMIRのドラマー、Sami Hänninenという強力なメンバーが集結した。 いきなりナイトウィッシュのツアーに同行するなど、ヨーロッパでは早くも注目バンドとなっているビースト・イン・ブラック。このデビュー作でまず印象に残るのは、 ヴォーカリストのYannis Papadopoulosの歌唱力だ。実に伸びやかで力強く、インパクトのある歌を聴かせている。そして「Blind And Frozen」や「Eternal Fire」といった、 キーボードを大胆にフィーチャーしたメロディアスでキャッチーな楽曲に、アントンのソングライティングが新たな境地に達したとの印象も受けるはずだ。 アントンは新しいバンドの名に“獣”という言葉を残すことを選んだ理由について、「バトル・ビーストで始めた僕のビジョンを続けたいと思っている。 “獣”はすでに僕の人生の不可欠な部分になっている。それはアイアン・メイデンの“Eddie”のようなものだ」と、語っている。 バトル・ビーストでみせたあの快進撃が、このビースト・イン・ブラックで再現されるのも時間の問題。さあ、伝説の始まりだ! 【メンバー】 アントン・カバネン(ギター/ヴォーカル) ヤニス・パパドプロス(ヴォーカル) カスペリ・ヘイッキネン(ギター) マテ・モルナール(ベース) サミ・ハンニネン(ドラムス) 2017/11/03 発売