音楽むすび | ヴァーミナス

ヴァーミナス

ヴァーミナス

アメリカン・メロディック・デス・メタルの悪の華 ザ・ブラック・ダリア・マーダー、第9の襲撃。毒蟲が皮膚を突き破るエクストリーム・サウンドに身を投じろ!

アメリカン・メロディック・デス・メタルを極めて20年。ブライアン・エスクバック(ギター)とトレヴァー・スターナド(ヴォーカル)をバンドの軸にして、ザ・ブラック・ダリア・マーダーは圧倒的なエクストリーム・サウンドで突き進んできた。

前作『ナイトブリンガー』(2017)から加入したブランドン・エリス(ギター)が制作作業に深く関わり、共同プロデューサーとしてもクレジットされた最新アルバム。
前作は全米チャート35位というヒットを記録したが、メインストリームに対する妥協のかけらもなく、その殺傷力はさらに高まるばかりだ。
「俺たちのサウンドをぶちかますだけ。変化しようとも、同じことをしようとも思わない」とブライアンが語る本作。
過去の彼らをメロディック・デス・メタルの覇者たらしめた血と肉を切り刻むギター・リフ、骨を叩き折るドラムス、動物の吠え声にも似たデス・ヴォイスがさらに増幅されながら、聴く者を襲う。
作品を追うごとに激化していく彼らのサウンドが臨界点を突破した瞬間がここにある。

デビュー以来、闇の住人たちを描いてきた彼らだが、そのトータル性は本作でも貫かれている。「チャイルド・オブ・ナイト」「サンレス・エンパイア」といったナンバーはもちろん、心臓に杭を打ち込まれ息絶える吸血鬼を描く「リムーヴァル・オブ・ジ・オークン・ステイク」、1888年ロンドンの連続殺人鬼“切り裂きジャック”を歌った「ザ・レザー・エプロンズ・スコーン」、自らの患者を死に至らしめる医者についての「ハウ・ヴェリー・デッド」など、猟奇的な題材がひたすら続く。
そんな音楽と歌詞が有機的に絡み合うことによって、本作は始まったばかりの2020年代という新時代を黙示録の向こうへと追いやる作品へと昇華されている。

アルバム発表と同時に、彼らはツアーを開始。南アフリカ公演やフランス“ヘルフェスト”、イギリス“ブラッドストック”などで世界を蹂躙していく。
闇に棲むエクストリーム・メタルの害獣たち(ヴァーミナス)が野に放たれるときが来た!

【メンバー】
ブライアン・エスクバック(ギター/ヴォーカル)
トレヴァー・スターナド(ヴォーカル)
マックス・ラヴェル(ベース)
アラン・キャシディ(ドラムス)
ブランドン・エリス(ギター)

関連音楽

ナイトブリンガーズナイトブリンガーズ

絶叫と咆哮を撒き散らしながらひたすら突き進む“USメロディック・デスメタルの雄"ザ・ブラック・ダリア・マーダーの 最新作『ナイトブリンガーズ』! 激しく刻まれるリフと高速ブラスト、狂気のグロウル、リリシズムとアグレッションのあまりにも見事な 融合が再び襲いかかる! さらに進化した攻撃的メタルサウンド、世界最高のブルータリティを体感せよ! 1947年1月15日、黒い服を好んだことから「ブラック・ダリア」と呼ばれていた女優志願のエリザベス・ショートの死体がロサンゼルスの Leimert Parkで発見された。死体は激しく損壊し、胴の部分で2つに切断され、さらに清められていたという。 事件発覚後、新聞社にブラック・ダリアの所持品が送りつけられるなど、全米を震撼させた迷宮入りの猟奇殺人事件。 この通称“ブラック・ダリア事件"に由来する恐ろしいバンド名を冠したのは、米ミシガン州ウォーターフォード出身の ザ・ブラック・ダリア・マーダーである。彼らの通算8枚目となる新たなオリジナル・アルバム『ナイトブリンガーズ』がいよいよリリースとなる。 ブラック・ダリア・マーダーは、2000年の終わり頃にブライアン・エスクバック (G/バンドの全作曲、編曲を担当)とコリー・グレイディ(Ds)によって 結成され、2001年1月に最終的なラインナップが形成された。その後トレヴァー・スターナド(Vo/全作詞を担当)が加入し、曲作りを開始。 メンバーは流動的だったが、デイヴィッド・ロック(B)とジョン・ケンパイネン(G)が加入すると、初期のラインナップが完成した。 デモ・テープを2本制作した後、Lovelost Recordsから4曲入りEP『A Cold Blooded Epitaph』をリリース。これがきっかけとなり、 アメリカの名門メタル・レーベル、メタル・ブレイド・レコーズと契約し、2003年に1stアルバム『Unhallowed』でデビューする。 以後、彼らは2年周期でアルバムをリリースし、精力的にツアー活動を続けてきた。その結果、2011年発表の5thアルバム『Ritual』は 米ビルボード総合ランキングで31位を記録するなど商業的成功も収めている。ラインナップの入れ替わりが激しいバンドにもかかわらず、 活動ペースは一切乱れておらず、16年経った今回のアルバムで8枚目となる。 過去5度の来日公演を行っており、日本でも人気のザ・ブラック・ダリア・マーダー。彼らのサウンドは1stアルバムからほとんど変わっておらず、 一作ごとに確実に進化をみせている。北欧のメロディック・デス/ブラックと、Morbid Angelに代表されるフロリダ産デスメタルやUSメタルコアからの 影響が感じられるものだ。ギターは獰猛なリフを刻み、ドラムは狂気のブラストビート、高音と低音を絶妙に使い分けるグロウルがバンドに 独特の雰囲気を与えている。すべてのパートが有機的に繋がりブルータリティを肥大させていくなか、時に荘厳なメロディが顔を覗かせ、 聴く者の心を抉るのである。とくにトレヴァーの存在感は強烈で、ぽっちゃり体型にメガネの風貌、見た目とは裏腹のボイスから 吐き出される凶悪な歌詞がインパクトを増大させている。アグレッションとリリシズムが、非常に高いレベルで見事に融合した音楽であるといえる。 エクストリーム・メタルの様々な要素を取り入れながら進化してきたザ・ブラック・ダリア・マーダー。最新作『ナイトブリンガーズ』では、 そんな彼らの魅力、超攻撃的メタルサウンドがさらに爆発している。2016年にライアン・ナイト(G)が脱退し、24歳のブランドン・エリスがバンドに加わり、 エキサイティングな新しい時代の扉を開いたばかり。彼らが再び全米を震撼させるのは間違いない。【日本語解説書封入/歌詞対訳付】 【メンバー】 ブライアン・エスクバック(ギター/ヴォーカル) トレヴァー・スターナド(ヴォーカル) マックス・ラヴェル(ベース) アラン・キャシディ(ドラムス) ブランドン・エリス(ギター) 2017/10/06 発売

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP