音楽むすび | インヴィジブル・クイーン

インヴィジブル・クイーン

インヴィジブル・クイーン

元祖スラッシュ・クイーン、サビーナ・クラッセン率いるホーリー・モーゼスがファイナル・アルバムをリリース。
80年代から変わらず疾走しまくる本作は有終の美を飾るにふさわしい傑作!
ボビー・エルズワース(オーヴァーキル)、トム・エンジェルリッパー(ソドム)、ゲッレ(タンカード)、
イェンス・キッドマン(メシュガー)ディーヴァ・サタニカ(ネルヴォサ)らがゲスト参加したバージョンを収録した Disc2 も必聴!
【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】

今や女性がエクストリーム・メタルのフロントを担うことも、当たり前になってきた。
だが、80年代はそうではなかった。女性メンバー、ましてや女性ヴォーカリストを擁するエクストリーム・メタル・バンドというのは、
決して多くはなかったのだ。そんな中、このドイツのホーリー・モーゼスは、
女性ヴォーカリストをいち早くフィーチャーしたスラッシュ・メタル・バンドである。
結成は 80年。翌年、現在もバンドの顔を務めるサビーナ・クラッセンが加入。数多くのデモを発表した後、
86年に『Queen of Siam』でアルバム・デビューを果たす。
翌 87年にリリースされたセカンド・アルバム『Finished with the Dogs』は、
スラッシュ史に残る名盤として崇められている。その後 5枚のアルバムを発表するも、94年に一旦解散。
00に再結成を果たすと、02 年に復活アルバム『Disorder
of the Order』をリリース。14 年の『Redefined Mayhem』まではコンスタントに作品を発表してきていたが、その後リリースが滞っていた。
そしてついに 9 年の時を経て、ホーリー・モーゼスがニュー・アルバムをリリースする。『インヴィジブル・クイーン』と題された本作でも、
ホーリー・モーゼスのスラッシュ・メタルが炸裂する。
疾走こそが彼女たちの信条。とにかく最初から最後まで、とにかく速いこと。もちろん売りはスピードだけではない。
フックの効いた適度にテクニカルなリフが随所に光り、元祖スラッシュ・クイーン、サビーナのヴォーカルはますますダーティに。だが、喜ばしいことばかりではない。
今年還暦を迎えるサビーナは、これを機に引退を決意。本作はホーリー・モーゼスの最終作となる予定なのだ。
まさに優秀の美を飾るにふさわしい作品に仕上がった『インヴィジブル・クイーン』。
ホーリー・モーゼス・ファンはもちろんジャーマン・スラッシュ、いやすべてのスラッシュ・ファン必携のアルバムだ︕
ボビー・エルズワース(オーヴァーキル)、トム・エンジェルリッパー(ソドム)、ゲッレ(タンカード)、
イェンス・キッドマン(メシュガー)ディーヴァ・サタニカ(ネルヴォサ)らがゲスト参加したバージョンを収録した Disc2 も必聴︕

【メンバー】
サビーナ・クラッセン (ヴォーカル)
ピーター・ゲルタット (ギター)
トーマス・ナイチュ (ベース)
ゲルト・ルッキング (ドラムス)

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