音楽むすび | ザ・シンギュラリティ

ザ・シンギュラリティ

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スウェーデンが誇るプログレッシヴ・メロディック・デス・メタル・バンド、スカー・シンメトリーが 9年ぶりとなるニュー・アルバムをリリース!
交錯するクリーン・ヴォイスとデス・ヴォイスが AI の世界を描き出す、入念に作り込まれたコンセプト・アルバムは、
全エクストリーム・メタル・ファンはもちろん、プログレ・ファンも必聴!
【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】

04年に結成されたスウェーデンのメロディック・デス・メタル・バンド、スカー・シンメトリー。
カーナル・フォージ等有名バンドで活躍するメンバーを擁していたこともあり、即アメリカの名門メタル・ブレイドと契約。
翌 05年『Symmetric in Design』でアルバム・デビューを果たす。
その独特なスタイルを持つメロディック・デス・メタルは大きな反響を呼んでいく。
その後ヨーロッパ最大のメタル・レーベル、ニュークリア・ブラストと契約した彼らは、『Pitch Black Progress』(06 年)、
『Holographic Universe』(08 年)、『Dark Matter Dimensions』(09 年)、『The Unseen Empire』(11 年)と、
コンスタントにハイクオリティなアルバムを連発。
とりわけ AI をテーマとしたトリロジーの第 1 作である 14年の『The Singularity (Phase I: Neohumanity)』は、
ファン、メディア双方から非常に高い評価を獲得する。だがその後、あっという間に 9 年もの月日が流れてしまった。
「トリロジー構想は頓挫してしまったのか」と、なかば諦めていたファンも少なくないことだろう。
だが、ついにスカー・シンメトリーは再始動。待望の『ザ・シンギュラリティ(フェイズ II-セノタフ)』をリリースする。

とりあえず彼らのスタイルを「メロディック・デス・メタル」と記したが、その射程は実に広い。
2人のヴォーカリストを擁し、クリーン・ヴォイスとデス・ヴォイスがめまぐるしく交錯する中、スウェーデンらしいメロディック・デス・メタル的要素、
あるいはメシュガーを彷彿させるヘヴィなリフ、派手なキーボード・ソロ、さらにはヴォコーダーなど、実に多種多様な要素が詰め込まれ、曲調は激しく変化していく。
入念に作り込まれたアルバムが売りのスカー・シンメトリーであるが、今回の作品の完成度も、異常なまでに高い。
なかなか類似したバンドを見つけるのが難しい、強烈なオリジナリティを持ったバンドである。
クリーン・ヴォーカルの比重も高いため、エクストリーム・メタル・ファンはもちろん、プログレや伝統的なヨーロピアン・メタルのファンにも強烈にアピールすること間違い無し。

【メンバー】
ロバート・カールソン (ヴォーカル)
ラーズ・パームクヴィスト (ヴォーカル)
ペル・ニルソン (ギター)
ベン・エリス (ギター)
ヘンリク・オールソン (ドラムス)

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