ストーン・テンプル・パイロッツ
メンバー不変で再編した9年ぶりの6作目。ハードな曲も健在とはいえ、パンクっ気の強いグランジとの違いは明らかだ。紆余曲折を経て培ったブルースの味わいが増し、70年代のアメリカン・ロックが源流の“正攻法”の音なのである。地に足の着いたまっすぐな視線がたのもしい。13曲目以降は日本盤に追加。
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3年半ぶりの第4作。スコット・ウェイランド(vo)のドラッグ所持による実刑判決ゆえ当座の活動がままならない実情は残念だが、作品自体の示す“拡散と収束”ぶりは素晴らしい。混沌から爆発、疾走するポップ感から叙情美まで、すべて彼ららしい。★ 1999/11/10 発売
90年代を代表する米ロック・バンド、STPのベスト作。本作を聴けばスコットのカリスマ性や印象的なメロディ、ツボを押さえたサウンドから、いかにバランス感覚に優れたバンドだったかがあらためてわかる。5作品で2,000万枚を売ったバンドの魅力を凝縮。 2003/11/27 発売
ロック・シーンにおいて圧倒的な影響力と特異の存在感を持つ、90年代グランジ/オルタナ・シーンを代表するストーン・テンプル・パイロッツ。 二人のフロントマンを失うという悲劇を乗り越えた彼らが、新たなヴォーカリストと共に今ここに復活する! ●2017年にデビュー・アルバム発売から25周年という記念すべきアニバーサリー・イヤーを迎えた、 90年代グランジ/オルタナ・シーンの代表格:ストーン・テンプル・パイロッツが、 新たなヴォーカリストを迎え入れて発表する最新作! スタジオ・アルバムとしては実に約8年振りとなる、通算7作目となる作品! ●日本盤用ボーナス・トラック追加収録 数々のプラチナム・レコードやグラミー賞受賞を果たすなど、90年代を代表するロック・バンドの一つである彼らだが、その目は常に前を見つづけている。 ギタリストのディーン・ディレオはこうコメントしている。「この新しいストーン・テンプル・パイロッツという姿は、その先にあるものを見続けているんだ。 今までの自分達の栄光を称える最高の方法は、その今までの道から続く先を作り上げ、新しい音楽を作り続けていくことだからね」 先に続く道、それはストーン・テンプル・パイロッツというバンドの姿をそのまま表していると言えるだろう。 昨年11月に発表したファースト・シングル「メドウ」や今作収録曲「ネヴァー・イナフ」といったストレートなロック・トラックは、92年のデビュー作『コア』や 94年の『パープル』、99年の『No. 4』といったアルバムで作り上げてきた、ざらついたギターと堂々としたリズムが融合する、 ストーン・テンプル・パイロッツならではのロックを聴かせてくれている。また、アルバムの情報と共に公開される新曲「ロール・ミー・アンダー」では、 動きのあるベース・ラインからハードなサウンドへと展開していき、コーラス・パートでは新加入のヴォーカリスト、ジェフによる、 サウンドの力強さに負けないほどの声量を持つ筋肉質なヴォーカルが堪能できる。 今後予定されているツアーについて、ベースのロバート・ディレオはこうコメントしている。 「人生において今まで多くの時間と経験を積んできたから、30年近くやってきた今までのカタログを掘り起し、今までにライヴであまりやってこなかった曲を披露しようと思っているんだ。 新作からの曲はもちろんのこと、昔俺達のライヴを見に来てくれた人達に、今までのストーン・テンプル・パイロッツのショウでは経験していないような何かを聴いてもらいたいからね。 自分達のパフォーマンスで、今というこの瞬間を祝福したいんだ」 2018/03/16 発売