音楽むすび | メルティング・ポット

メルティング・ポット

メルティング・ポット

60年代英国ポップス界の名うてのセッションマンたち=アラン・パーカー、ロジャー・クーラム、バリー・モーガン、ハービー・フラワーズらが本業とは別に始めたバンドに、作曲家兼ヴォーカリストのロジャー・クックと黒人女性歌手のマデリン・ベルが加わり、ブルー・ミンクは誕生した。クック作のポップ・ナンバー「メルティング・ポット」がヒットしたことで、ソフト・ロックの範疇で語られることが多いが、実は彼らの持つ音楽性は多彩で、一作品の中にブルース・ロックからソウル、ラテン・ロックまでさまざまな音が次々に現れる。5枚目以降はレイ・クーパーとアン・オデルが加わり、さらにバンド・アンサンブルを強化。音楽性の焦点が定まらないためか過小評価されている彼らだが、そのセンスと英国ポップス界に残した功績は、彼らが自由に創作したこれらの作品群から実感できる。

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