フルーティ
ヒプノシスによるエンボス加工のジャケットもマニアにはたまらない、1974年発表のラスト・アルバム。円熟の域に達したファンキーなプレイと当時の英国シーンのヒットを支えたメンバーによる秀逸なアレンジが効いた、ハッピーなサウンドが詰まった1枚だ。
関連音楽
60年代英国ポップス界の名うてのセッションマンたち=アラン・パーカー、ロジャー・クーラム、バリー・モーガン、ハービー・フラワーズらが本業とは別に始めたバンドに、作曲家兼ヴォーカリストのロジャー・クックと黒人女性歌手のマデリン・ベルが加わり、ブルー・ミンクは誕生した。クック作のポップ・ナンバー「メルティング・ポット」がヒットしたことで、ソフト・ロックの範疇で語られることが多いが、実は彼らの持つ音楽性は多彩で、一作品の中にブルース・ロックからソウル、ラテン・ロックまでさまざまな音が次々に現れる。5枚目以降はレイ・クーパーとアン・オデルが加わり、さらにバンド・アンサンブルを強化。音楽性の焦点が定まらないためか過小評価されている彼らだが、そのセンスと英国ポップス界に残した功績は、彼らが自由に創作したこれらの作品群から実感できる。 2006/09/20 発売
エルトン・ジョンなどに楽曲を提供し大ヒットに導いたソングライター、ロジャー・クックとロジャー・グリーナウェイを中心としたユニットの1971年発表の2ndアルバム。耳に残るメロディとプログレッシヴな感覚がたまらない。ジャケットを担当しているのはキーフ。 2006/09/20 発売
ヒプノシスのジャケットが印象的な、1972年発表の3rdアルバム。ソロ・アーティストとしても成功したロジャー・クックのファンキーなヴォーカル、マデリン・ベルの妖艶な雰囲気が、自由度の高いロック/ポップ・サウンドに奥行きを与えている。 2006/09/20 発売