スーパー・ソニック&デモニック・リリックス
エレクトラからビヨンドへ移籍し、リリースした初のベストに続く99年発表の未発表音源集。アルバムとは違ったバンドの魅力が楽しめる。「ノッケン・デッド・キッド」のビデオも見られる。
関連音楽
スティーヴン・タイラーやブライアン・アダムス、スキッド・ロウらが参加したモトリーの5作目。従来のR&Rパーティ的なメデタさは影を潜め、メロディを重視した親しみ易い構成が特色の本作。ワイルドな中にも進化するロック論を持ち込んだ力作だ。 1997/02/25 発売
(5)(7)などのビッグなヒットで知られるハード・ロック・バンドのデビュー10周年記念盤が“頽廃の10年”。リミックス、リマスターが12曲、新録が3曲、ライヴが2曲とサービス満点の編集。(15)のカヴァーは笑ったが、ピストルズって5年もプロで先輩なんだよな。 1997/02/25 発売
未発表曲、同デモ曲、ライヴ録音曲、チャリティ・アルバムやサントラ盤に提供していた曲などを集めた編集盤。83年から94年にかけて録音されたものが集められていて、なかにはピストルズのカヴァーなども。王道モトリー・クルー像、もう一つのカタチ。 1999/06/30 発売
82〜99年のライヴ集。派手系だけに写真満載のブックレットがあればなお良しだったが、音で評価しろってことか。まさにLAメタル!ってな“ノー知性ロック”びっちりで圧巻だが、実はロックンロールとして悪くない。ビートルズのカヴァーもあるで。 1999/11/10 発売
ビートルズ・カヴァーも収録された83年発表の2ndアルバム。前作よりアグレッシヴなハード・ロックが聴ける。本作でバンドはブレイク、全米チャート17位を記録した。ビデオも。 2003/10/22 発売
グラマラス路線から再びワイルド路線に戻った、ストリート感覚あふれる87年発表の4作目。相変わらずのドラッグと酒問題にもかかわらず充実したロケンロー・アルバムで全米2位とヒットを記録。 2003/10/22 発売
ドラッグとも完全に決別し、ボブ・ロックをプロデューサーに迎え89年に発表された5作目。スティーヴン・タイラー、ブライアン・アダムスはじめゲスト陣も豪華なロック・アルバム。全米1位。 2003/10/22 発売
ヴィンス・ニールが復帰し、オリジナル・メンバーで制作された97年作品、7枚目。メタリックなインダストリアル・サウンドも導入された。ジョン・コラビ作曲も収録されている。全米4位。 2003/10/22 発売
エレクトラからビヨンドへ移籍し、リリースした初のベストに続く未発表音源集、99年発表作品。アルバムとは違ったバンドの魅力が楽しめる。「ノッケン・デッド・キッド」のビデオも見られる。 2003/10/22 発売
結成20周年記念の初のオフィシャル・ライヴ・アルバム2枚組。彼らの最大の魅力であるエンターテインメント性あふれるライヴを堪能できる。82年〜トミー・リー脱退の99年までのベスト・テイクが収録。 2003/10/22 発売
ニッキー、トミー・リー、ミック、ヴィンスのオリジナル・メンバーで復活したモトリー・クルーの新曲4曲を含むベスト・アルバム。代表曲が網羅された本作、新曲のプロデュースにはボブ・ロックがあたっている。 2005/02/16 発売
2005年にオリジナル・メンバーによってまさかの復活ワールド・ツアーを行なった、モトリー・クルーのライヴ盤。そのツアーの中から2005年ミシガン公演の模様を収録したもので、彼らの代表曲などが楽しめる。 2006/06/07 発売
ヴィンス・ニールに代わり元スクリームのジョン・コラビをヴォーカルに迎えて制作された6作目(94年発表)。常に新たなスタイルに挑戦する彼らの意欲がうかがえる異色作。 2006/10/18 発売
ヴィンス・ニールが復帰し、オリジナル・メンバーで制作された7枚目(97年作品)。メタリックなインダストリアル・サウンドも導入された。ジョン・コラビ作曲によるナンバーも収録されている。 2006/10/18 発売
ビヨンド・レーベルから98年にリリースされたロックンロール・バンドの、オリジナル・コンプリート・ベスト・アルバム。代表曲に、発売当時の新曲を2曲を追加収録した内容。 2007/03/07 発売
自主制作したLEATHUR盤をもとにした、82年発表のメジャー・デビュー・アルバム。ライヴの定番曲も聴ける本作はオリジナルに加え、幻のデビュー・シングル、ライヴなども収録。 2007/03/07 発売
ビートルズのカヴァーも収録された83年発表の2ndアルバム。前作よりアグレッシヴなハード・ロックを展開。本作でバンドはブレイク、全米チャート17位を記録した。 2007/03/07 発売
オリジナル・ラインナップでは約11年ぶりとなるアルバム。モチーフは自身の歴史であり、タイトル・トラックをはじめとしたバッド・ボーイズ・ロックンロールは圧倒的に刺激的。華やかさも退廃した空気も感じさせる。世界を席巻してきた大物の貫禄を再認識。 2008/06/18 発売
スティーヴン・タイラーやブライアン・アダムス、スキッド・ロウらが参加したモトリーの5作目。従来のR&Rパーティ的なめでたさは影を潜め、メロディを重視した親しみ易い構成が特色。ワイルドな中にも進化するロック論を持ち込んだ力作だ。 2009/03/04 発売
ワイルドで破天荒なロックンロール・ライフを突き進んだ伝説のバッド・ボーイズ・ロック・バンド、モトリー・クルー! 狂気の頂点にして、その後のロック・シーンを一気に変えてっしまった傑作『ガールズ、ガールズ、ガールズ』にボーナストラックを収録したの30周年記念盤! 1981年にロサンゼルスで結成されたモトリー・クルーは、自主制作盤のリリースを経て翌年メジャ・-デビューを飾った。 83年にセカンド・アルバム『シャウト・アット・ザ・デビル』で全米にLAメタル旋風を巻き起こし、85年のサード・アルバム『シアター・オブ・ペイン』では、 派手なグラム・スタイルのファッションを流行させた。さらにこのアルバムからのシングル曲「ホーム・スイート・ホーム」をヒットさせ、 メタル・バンドがアルバムにバラードを収録するという方程式を定着させた。彼らは天性のスターであり、常にセンセーショナルな存在であり続けた。 似通ったバンドが巷に溢れかえると、彼らはガラッとイメージを変えてみせた。1987年5月にリリースされた4作目『ガールズ、ガールズ、ガールズ』は、 全米アルバム・チャート初登場5位、最高2位まで上り詰めた大ヒット作である。黒のレザーに身を包み、ハーレー・ダビッドソンに跨り、 タフでマッチョなイメージに変身。6月からスタートした全米ツアーではホワイトスネイクをサポートに従え、ステージにハーレーで登場し、 女性コーラス・デュオ“ザ・ナスティ・ハビッツ"を帯同させ、NASAの開発によって誕生した360度回転するドラム台などド派手な仕掛けで観衆を熱狂させた。 ところが『ガールズ、ガールズ、ガールズ』リリース前後、モトリー・クルー、特にニッキーは“頽廃"としか言い様のない生活を送っていた。 1986年の1月から3月まで『シアター・オブ・ペイン』の欧州ツアーを終えたバンドはオフに入り、トミー・リー(ds)はTVスターのヘザー・ロックリアと結婚、 ヴィンス・ニール(vo)は84年末に起こした交通事故の判決により30日間刑務所に収容されるなど、音楽以外の話題を多く振りまいていた。 そんな中でニッキー・シックス(b)はヘロイン漬けの日々を過ごしている。彼のドラッグ歴は長かったが、常用者となったのはこの頃からだった。 1987年12月に行われた来日公演時の精神状態はとりわけ酷く、“自分が今、最高なのか最悪なのか判断がつかない"ほどであったという。 そして米国に戻った直後、彼はハリウッドのホテルでヘロインの過剰摂取により昏睡状態に陥り、一時心肺停止となってしまう。 その後ニッキー及びバンドのメンバーはクリーンになることを宣言し、5作目の『ドクター・フィールグッド』(1989年)で遂に全米ナンバーワンとなる。 『ガールズ、ガールズ、ガールズ』は、そんな頽廃したロックンロール・ライフの真っ只中から生まれた狂気の作品である。音楽的にはたいへん充実しており、 プロデューサーは『シャウト・アット・ザ・デビル』から3作連続となるトム・ワーマン。ヘヴィ・メタリックなサウンドにさらに磨きをかけ、 都会的なサウンドを演出している。本作からは3枚のシングルがカットされ、「ガールズ、ガールズ、ガールズ」、「オール・アイ・ニード」のミュージック・ビデオは、 放送禁止となったにも関わらずチャートを駆け上った。このことからも当時の彼らの勢いが伺えるだろう。米ポルノ界の大スター、トレイシー・ローズのことを歌った 「オール・イン・ザ・ネーム・オブ…」や、ドラッグ漬けの日々を歌った「ダンシング・オン・グラス」など、歌詞の内容はどれも刺激的なものばかり。 当時のロサンゼルスの街の空気をそのままパッケージしたかのようなサウンドと歌詞で、バンドは頂点を極めたのだった。 「今年で『ガールズ、ガールズ、ガールズ』が30歳になったとは信じ難い」と、ニッキー語っている。また、「30年経って、この作品を掘り起こす新しい世代の ファンを見ることができるなんて、本当にクールだ」とも言っている。モトリー・クルーの作り出した音楽、彼らの生活の中から生まれたロックは普遍的であり、 いつの時代でもどの世代にも刺激的に響くはずだ。【日本語解説書封入/歌詞対訳付】 【メンバー】 ヴィンス・ニール(ヴォーカル) ミック・マーズ(ギター) ニッキー・シックス(ベース) トミー・リー(ドラムス) 2017/08/25 発売