権助芝居/不動坊
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どちらも昭和41年の音源。文字通り一世を風靡したヒット作で、一生懸命に暗記した若き落語ファンが多かった。『つづり方狂室』で当時の流行語を思い出し、『授業中』の「山のアナアナ…あなたもう寝ましょうよ」に改めて笑い転げる。華のある時代でした。 1995/10/21 発売
枝雀門下の中堅噺家のライヴ録音集第1弾。上方落語選とタイトルにあるが、(1)は江戸落語を上方風にアレンジしたもで、挟み込まれる歌舞伎風な節回しがなかなかのいい声。また(3)も長らく演じられることのなかった芝居噺で、研究熱心な彼の姿勢が窺える。 1997/06/25 発売
変わり種の噺家として親しまれ、97年に惜しまれつつ他界した柳亭痴楽のライヴ録音3タイトルリリース。独特の語りでファンを魅了した演目全10題を収録した、コレクターズ・アイテム。 2001/06/21 発売
明るさ、華やかさを持った芸は、良き時代の寄席の味を伝えてくれた。「味噌蔵」での酒盛りの場面、「野ざらし」の向島大騒ぎのオンマツなど、この人の軽妙洒脱な語り口は、さすが江戸っ子しかも元幇間。こういうタイプの落語家はもう出てこないんだろうな。 2004/03/24 発売
明るい色気の藝風は、江戸の面影を残した古き良き東京の最後の噺家と言える。洒落・粋の感覚は絶品で、一時期、幇間を経験したところから培われたものだろう。今回は幇間ものは収録されていないが、軽妙な語り口の爆笑ものでこの人の味を堪能できる。 2004/03/24 発売
古典落語の演目を、落語史に名を残す名人の話芸で聴く本格シリーズ。84年に他界した三遊亭円遊は粋な落語家の代表。正妻と妾の間で翻弄される旦那。そこに権助が絡んできたら!? 2005/07/06 発売
NHKで収録された高座からひとり1枚でセレクトをしたシリーズ。三人は故人だが、残りは現役ばりばりの噺家中心。「こないだのあの人、面白かったね」くらいの軽いきっかけで、買えるCDというのが売りなのだろう。滑舌とテンポで聞かせる米丸は3作とも新作。歌丸は、やり手の少なくなった古典を語る。師匠遊三の貫禄に対し、弟子小遊三は軽みで勝負。復活が望まれる円楽は、80年代の高座を収録。新作勝負でクセの強い円歌、物真似上手な馬風と、渋いところが続く。重鎮の金馬は、なぜかおならの噺「転失気」を収録。かつての茶の間の人気者、円蔵は個性でゴリ押し。今や押しも押されぬ名手、小三治、20年前の高座でも一気に引き込まれる。扇橋は端正な語り口が魅力。木久蔵は、古典の基礎があることを証明。権太楼も地味ながら昔日の空気を伝える名人。川柳のやけっぱちジャズ落語は異色そのものだ。志ん輔は志ん朝亡き今、貴重な継承者で、大事にしたい。ここからは故人。痴楽は60年代の高座を収録だが、時代を超えた面白さがある。2004年、2005年と相次いで亡くなった文治、文朝。ともに古き良き落語を残す噺家だった。 2005/12/07 発売
柳家小さん門下の四代目柳亭市馬。2006〜2007年の鈴本演芸場と池袋演芸場での高座をライヴ収録。「お神酒徳利」の煤払いをきっかけに始まる善人の言い訳の嘘が、次々と事件を生んでしまう奇想天外の展開を見せる。噺と市馬の真っ直ぐな口調とがマッチしている。人情噺によっては多少だが、辛気臭く感じる面もある市馬だが、「ねずみ穴」ではそれがリアルな夢となり、わかっていながら、兄への恨み辛みが真に迫り、夢から醒める落ちで一気に救われる。2集に収録の3席では、噺に軽妙さがあって、展開も快速である。 2007/05/16 発売
名古屋のAMラジオ局、東海ラジオ放送が1974年から25年間にわたって放送した長寿番組『なごやか寄席』の音源をCD化した第1期リリース。四代目三遊亭小圓遊による「宮戸川」「へっつい幽霊」を収録。 2009/12/16 発売