音楽むすび | 東京戦心〜トーキョー・ウォーハート

東京戦心〜トーキョー・ウォーハート

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ブラック・メタル版アイアン・メイデンとでもいったフィンランド出身の彼らのイン・ジャパン・ライヴ作。壮絶なリフの応酬と不釣り合いなデス声が圧巻だ。しかし、それにも増して観客の怒涛のごとくの歓声がすごい。そのノリを収めたこれはドキュメントだね。

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ヘックスドヘックスド

極上のメロディの数々、高速ギター・ソロ、ヘヴィなグルーヴ。 アレキシ・ライホ率いるチルドレン・オブ・ボドム10枚目のアルバム『ヘックスド』には、彼らのすべてが詰まっている。 新旧ファンどちらも納得させる新たなる傑作がここに誕生した。 フィンランドが生んだギターヒーロー、アレキシ・ライホ率いるチルドレン・オブ・ボドムについて、多くの説明は必要ないだろう。 その結成は、93年にまでさかのぼる。97年にデビュー・アルバム『Something Wild』がリリースされると、世界中のメタル・ファンへが、 彼らの名を口にするようになる。強烈な速弾きギター、そして卓越したメロディ・センスという、およそデス・メタルらしからぬ武器を手にした彼らは、 エクストリーム・メタルに革命をもたらしたと言っても過言ではない。『Hatebreeder』(99年)、『Follow the Reaper』(00年)、 そしてDeath 'n' roll 路線も見据えた03年の『Hate Crew Deathroll』といったアルバムを、メロディック・デス・メタルというジャンルの 頂点とみなす人も少なくないだろう。そしてこの度、前作『I Worship Chaos』から約3年ぶり、10枚目となるニュー・アルバム、『ヘックスド』が 発売となる。「前よりもキャッチーになってるって言われるんだ。確かにパっと聴いた感じはとっつきやすいかもしれないけど、 よく聴くとクレイジーなパートもあるよ」とアレキシが語るとおり、キラーチューンであふれる本作は、聴きやすさと音楽的クオリティを両立させた 傑作に仕上がっている。つまりはいつも通りのチルボド、彼らのファンならば、ガッカリすることなどありえない作品ということだ。 アレキシのギター、そしてヤンネのキーボードが紡ぎ出す極上のメロディの数々、高速ギター・ソロ、そして21世紀以降の彼らが果敢に取り入れてきた グルーヴ。チルドレン・オブ・ボドムのすべてが、このアルバムに詰まっている。冒頭の「ディス・ロード」こそ、 彼らのオープニング・ナンバーとしては少々異色だが、それ以降はいつものチルドレン・オブ・ボドム節全開。 「70年代のプログレと80年代のポップ・メタルの要素をあわせ持つ」という「アンダー・グラス・アンド・クローヴァー」。 ゴシック的な不気味な要素も持ちながらも、「サビは80年代のオジー・オズボーンの曲」みたいな「ヘカテズ・ナイトメア」。 「もっと注目を浴びてしかるべき曲」として、04年のEP『Trashed, Lost and Strungout』収録の「ナックルダスター」が再録されているのも興味深い。 音楽的に高度でありながら、聴き手を拒絶することがないハイクオリティなナンバーの数々には、アレキシのザ・ローカル・バンド (80年代ハードロックのカバー・バンドで)における活動も影響していることだろう。 全体的に、ヤンネのキーボードのアレンジメントに変化が見られる点もポイントだ。 また本作は、セカンド・ギタリスト、ダニエル・フレイベルグの初参加作品でもある。  ミックスを手掛けたのは、お馴染みミッコ・カーミラ。98年のシングル『Downfall』から20年に渡り、チルボド作品を手掛けてきたミッコであるから、 バンドとは以心伝心。当然最高の音質に仕上がっていることは言うまでもない。 「メロデス・ロックンロール・ランページ」という形容がピッタリの『ヘックスド』。チルドレン・オブ・ボドム、待望の新作は、 往年のチルボド・ファン、新しいファン、どちらも納得させる強力な作品である。 【メンバー】 アレキシ・ライホ (ヴォーカル、ギター) ヤンネ・ウィルマン (キーボード) ヘンカ・ブラックスミス (ベース) ヤスカ・ラーチカイネン (ドラムス) ダニエル・フレイベルグ (ギター) 2019/03/08 発売

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