発売元 : ジェネオンエンタテインメント
背中まで届く長髪や髭面と、かつてのヒッピー世代を思わせる5人組のセカンド・アルバム。全曲英語で、豪快なスライド・ギターや引きずるような重いビート、フェイクを効かせたヴォーカルとブルース色の強いゴキゲンなロック・ナンバーを聴かせてくれる。
97年に始まった“Earth Music Music”の一環として“地球環境”“人権”“未来の子供たちへのメッセージ”をテーマに制作。親しみやすい楽曲にのせ、真摯なメッセージが伝わってくる。(6)には宇都宮隆や清春(SADS)、DJ KOO(TRF)らが参加。
コミカルかつ風刺の利いたポップスを歌うJOKE VOXによる3曲入りのマキシ・シングル。タイトル曲は、キャッチーなロックに乗せて生活の中にありがちな混沌とした矛盾を歌う、面白い作品。歌詞の内容や作り方に光るセンスを感じる。
「そして、ひとりになった」ザバダック。異なる個性の化学反応によるサムシングを失うことと引き替えに手に入れた、自由な空気に満ちている。イギリスのポップ・ロックが好きなら、とりあえず手に入れるべきだ。聴くたびにしみじみ良いと感じるはずだ。
リアルタイムでパンク〜ニューウェイヴを通った古い人間としては、B-52'Sみたいで非常に楽しめました。なんか時代はめぐるという感じで微笑ましいです。当時スノッブでオシャレ系などと言われたプラスチックスなんかもお手本にするとさらによいでしょう。★
ZABADAKや上野洋子、くじらなどを擁するバイオスフィア・レーベルのアーティストが一堂に会するアルバム。浮遊感覚にあふれたサウンドの作品が勢揃いした。聴いた後に残るどこかしら夢見がちな感触が全体に共通している。お手軽な料金のサンプラー盤。
ナニワ発、90年結成という骨太ブルース・ロッカーの満を持してのデビュー作。ツイン・ドラムの重いボトムに乗った粘っこく表情豊かなギター、日本人離れした渋さ満点のヴォーカルと、この南部テイストは本物! 英詞もハマリで、これはマジで凄い!!★
今回の4曲は彼らのレパートリーの中の自称“バラードの四天王”が選ばれてるんだとか。だからこのアコースティックでフォーキーなほのぼの感を全体像とするのは早合点。ウルトラマン・シリーズの出演者に本盤を捧げてるのは(3)に関連してるのですね。
ゲーム・ミュージック界でそれぞれヒットを持つ気鋭のアーティスト10人を集めたコンピレーション。ヒット・チャートとは別の場所から音楽づくりをスタートさせたアーティストが、制約をなしに作り上げた作品からはそれぞれの個性、芸風が。