発売元 : スープ
2年ぶりのアルバム。1920〜1930年代に書かれた曲を、アコースティック・スウィング・マナーの演奏に乗って可憐に歌う趣向は相変わらずながら、“大恐慌”が時代背景にある点が、現在の世界情勢とリンクする皮肉な様相も。「Ambling Along」のみ、バンド・メンバーでもあるイアン・ウィットコムの作品。
結成10周年を記念した、日本編集による初のベスト・アルバム。徹底して心地良いナチュラル・テイストのサウンドと「Life is Water」をはじめとする代表曲が堪能できるだけでなく、日本未発表だった初期の作品や本作に合わせた新曲、さらにはライヴ映像まで収録されている。
ミシガン出身の5人組、ラグバーズの通算3作目(2007年)。ケルト、アフリカ、ジプシー音楽などを取り込んだワールド・ミュージック感覚が異色。グループの紅一点で、ヴォーカルのほかにヴァイオリン、マンドリンなどをこなすマルチな才媛、エリンの存在感も際立つ。★
ニューヨーク出身の男女6人組バンドの、約2年ぶりとなる6作目のアルバム。古い教会でほぼライヴに近いかたちで録音されたというサウンドは、緊張とリラックスのバランスが絶妙。ピリピリした刺激はないけど、聴いていて実にキモチのいい作品だ。
小粋で奥深い演奏とともに1920〜30年代ポップス〜ジャズを歌い、アーリー・アメリカンのノスタルジックな味わいを堪能させてくれる。その魅力に加えて本日本盤には、なんと昭和歌謡の日本語(!)カヴァー「Nakasete Chodai」「Ginza Kan Kan Musume」の素敵な贈り物付きときた。米西海岸女性歌手2年ぶり6作目。
ジャック・ジャクソンの直系と言われる、カリフォルニアのシンガー・ソングライターの3作目。ボブ・ディランの「DON'T THINK TWICE IT'S ALL RIGHT」を除くとすべて彼の自作曲で、アコースティック・ギターの弾き語りを中心とした作品には、LAの朝のちょっぴり肌寒い刺激と爽快感が漂う。