発売元 : ナクソス・ジャパン株式会社
エスカール三重奏団/ブラームス:ピアノ三重奏曲集(2CD) 1994年に創立されたデンマークのアンサンブル、エスカール三重奏団による演奏です。ブラームスは、20歳になった頃、第1番のピアノ三重奏曲を書きましたが、その後はしばらくこの形式の曲を書くことなく、1880年代の円熟期になってから、立て続けに第2番、第3番を作曲したのでした。そして作曲番号なしのイ長調の曲は、1924年にボンの蒐集家によって発見された作品ですが、ブラームスの真作なのかについては、現在でも論争が続いており、未だ決着は付いていません。確かに作品の構成が似ていたり、ブラームスらしい曲調ではあるのですが、本当のところはどうなのでしょう?(CPO) 【収録情報】 ブラームス: ・ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8 ・ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101 CD2 ・ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87 ・ピアノ三重奏曲イ長調 Anh.IV-5(1856頃、1924発見 疑作?) エスカール三重奏団 録音時期:2007年 録音方式:デジタル Powered by HMV
オルフ:『真夏の夜の夢』による劇と音楽(2CD) 1964年、カール・オルフはシュトゥットガルトで『真夏の夜の夢』の改訂版の初演を行いました。オルフはこの作品に1938年頃から取りかかり、1952年にダルムシュタットで演奏するまでに、幾度となく書き直しをしたり、と、彼の人生の多くの部分をこの作品が占めていた計算になります。そのせいか、彼の作品の中でもとりわけ優れたものとして評価されています。「比類なき古典の名作」に音楽、言葉(シュレーゲルが翻訳したドイツ語)、舞踊、ファッションなどの当時の最先端の流行を取り入れ、総合舞台芸術へと生まれ変わらせた作品、今回は音のみで残念ですが、その気合いは充分に届くことでしょう。(CPO) 【収録情報】 ・オルフ:シェイクスピアの『真夏の夜の夢』による劇と音楽(A.W.シュレーゲルによるドイツ語訳) アンドレアス・ハウン バルバラ・ベーラー クリスチャン・アルント・サンチェス アンデックス・オルフ・アカデミー・ミュンヘン放送管弦楽団 クリスチャン・フォン・ゲーレン(指揮) 録音時期:2010年 録音方式:デジタル(ライヴ) Powered by HMV
トカレフ・プレイズ・リスト(初期の録音集) 若きヴィルトゥオーゾ、ニコライ・トカレフは、父も祖父もピアニスト、母はチェリスト、祖母はヴァイオリニストというロシアの音楽一家に生まれています。10代前半から「リストのスペシャリスト」として知られていました。このアルバムには、彼の初コンサート・ツアー(13〜14 歳)のライヴ音源を中心に収められています。 【収録情報】 リスト: 1. 超絶技巧練習曲集より第4番『マゼッパ』 2. 超絶技巧練習曲集より第10番 3. 超絶技巧練習曲集より第11番『夕べの調べ』 4. メフィスト・ワルツ第1番 5. 『ドン・ジョヴァンニ』の回想 6. イゾルデの愛の死 ローゼンブラット 7. ピアノ・ソナタ第1番 ニコライ・トカレフ(ピアノ) 録音時期:1997-1998年(1-4,6,7、2000年(5) 録音方式:デジタル Powered by HMV