音楽むすび | 2011年8月10日発売

2011年8月10日発売

シンディング:ヴァイオリンと管弦楽シンディング:ヴァイオリンと管弦楽

シンディング:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集(2CD) 最近、人気急上昇のノルウェーの作曲家、シンディングのヴァイオリンと管弦楽のための作品全集です。自国で絶大なる人気を得たグリーグとは違い、ドイツに留学し、後期ロマン派の影響を強く受け、その作品にも濃厚なロマンの香りが漂う彼の作品は、どちらかというと、ノルウェー以外の国、とりわけドイツでの評価が高く(彼自身も生涯のほとんどをドイツで過ごした)、今では却って中途半端さだけが目立ってしまう人ですが、勇壮で流麗な交響曲や、ヴァイオリン曲などが紹介されるに従って、曲の持つ美しさに気が付いた人が多いのかもしれません。  若きヴァイオリニスト、ビエロフの情緒豊かな演奏でじっくりお聴きください。(CPO) 【収録情報】 CD1 シンディング: ・ヴァイオリン協奏曲第3番 Op.119 ・伝説 Op.46 ・ロマンス Op.100 CD2 ・ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.45 ・ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.60 ・組曲 Op.10 ・宵の明星 Op.120  アンドレイ・ビエロフ(ヴァイオリン)  ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー  フランク・ベールマン(指揮)  録音時期:2004年  録音方式:デジタル Disc1 1 : Violin Concerto No. 3 in A minor, Op. 119: Allegro Moderato 2 : Violin Concerto No. 3 in A minor, Op. 119: Andante 3 : Violin Concerto No. 3 in A minor, Op. 119: Allegro Non Troppo 4 : Lgende, for Violin & Orchestra in B Flat Major, Op. 46 5 : Romance in D Major, Op. 100 6 : Violin Concerto No. 1 in a Major, Op. 45: Allegro Energico 7 : Violin Concerto No. 1 in a Major, Op. 45: Andante 8 : Violin Concerto No. 1 in a Major, Op. 45: Allegro Giocoso Disc2 1 : Violin Concerto No. 2 in D Major, Op. 60: Allegro Non Troppo 2 : Violin Concerto No. 2 in D Major, Op. 60: Andante 3 : Violin Concerto No. 2 in D Major, Op. 60: Finale. Allegro 4 : Suite for Violin & Orchestra (Or Piano) in A minor, Op. 10 ('Suite in the Old Style'): Presto 5 : Suite for Violin & Orchestra (Or Piano) in A minor, Op. 10 ('Suite in the Old Style'): Adagio 6 : Suite for Violin & Orchestra (Or Piano) in A minor, Op. 10 ('Suite in the Old Style'): Tempo Giusto 7 : Abendstimmung, for Violin & Piano, Op. 120A (Originally for Orchestra) Powered by HMV

ルイ・シュポア:交響曲集 第3集[SACD-Hybrid]ルイ・シュポア:交響曲集 第3集[SACD-Hybrid]

シュポア:交響曲集第3集 グリフィス&北ドイツ放送フィル ヴァイオリニスト、指揮者としてヨーロッパ各地で活躍、作曲家としては「古典派とロマン派のかけ橋」としての役割を担ったシュポアの交響曲です。第1集(777177)、第2集(777178)に続く第3集目となります。  今作に収録されているのは第1番と第6番、彼の第1番の交響曲は、当時の影響を受けてはいるものの、まさしく意図的に「ベートーヴェンとは違うスタイル」としてデザインされているようです。そして1811年の初演後にライプツィヒの「一般音楽新聞 Allgemeine Musikalische Zeitung」で大絶賛を浴びました。第6番の交響曲は、古典的な様式を脱して、標題音楽への模索が感じられる作品。ただ「歴史的」という言葉については明確な何かがあるわけではないようです。残念ながら、少し斬新だったせいか、当時の聴衆にはあまり受けなかったと言われています。(CPO) 【収録情報】 シュポア: ・交響曲第1番変ホ長調 Op.20 ・交響曲第6番ト長調 Op.116『歴史的交響曲』 ・序曲 Op.12  ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー  ハワード・グリフィス(指揮)  録音時期:2007年、2009年  録音方式:デジタル  SACD Hybrid  CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND Powered by HMV

アドリエン・フランソワ・セルヴェ:チェロと管弦楽のための作品集アドリエン・フランソワ・セルヴェ:チェロと管弦楽のための作品集

セルヴェ:チェロと管弦楽のための作品集 ウェン=シン・ヤン、ミッケルセン&ミュンヘン放送管弦楽団 ベルギーのチェリスト、セルヴェは「チェロのパガニーニ」と呼ばれる名手でした。バロック時代になかったエンドピンを始めて取りつけたのも彼だと言われてます。同時代の作曲家、ベルリオーズやロッシーニからも信頼されていた彼は、輝かしい技巧を駆使した作品を次々と創り上げました。その演奏効果については、若きパブロ・カザルスが、『スパでの思い出Op.2』の素晴らしすぎる演奏で、自らを「セルヴェの後継者」と呼ぶ高慢なチェロの教授を言葉も出ないほどにやりこめたという逸話もあるほどです。  ここで聴き手の心を鷲掴みにするのは、現代の若き名手ウェン=シン・ヤン。息がとまるほどの名技をご堪能ください。(CPO) 【収録情報】 セルヴェ: ・スパでの思い出 Op.2 ・シューベルトのワルツによる幻想曲と華麗なる変奏曲 Op.4 ・セビリアの理髪師 Op.6 ・チェロ協奏曲ロ短調 Op.5  ウェン=シン・ヤン(チェロ)  ミュンヘン放送管弦楽団  テリェ・ミッケルセン(指揮)  録音時期:2009年  録音方式:デジタル Powered by HMV

アントン・ブルックナー:交響曲全集 第1集アントン・ブルックナー:交響曲全集 第1集

ブルックナー:交響曲第4番、第7番 ヴェンツァーゴ&バーゼル交響楽団 幅広いレパートリーを持つスイスの指揮者、マリオ・ヴェンツァーゴは、1948年チューリヒの生まれで、近現代音楽を得意とする一方、協奏曲など合わせもののうまさにも定評があり、ベルリン・フィルから室内オケまで世界各国のオーケストラを指揮してその実力を高く評価されてきました。  ヴェンツァーゴは少し前からブルックナーの作品を各国のオーケストラを指揮してよくとりあげており、話題にもなっていたので、今回、ドイツのCPOレーベルが、彼の指揮によって全集企画をスタートしたのは注目されるところです。  第1弾となる2枚組アルバムには、最も親しみやすい交響曲第4番と第7番が、最も一般的なノヴァークによる原典版で収録されています。  オーケストラは、1997年から2003年までヴェンツァーゴが音楽監督を務めていたスイスのバーゼル交響楽団。このオケとはシューマンの交響曲全集を制作して高い評価を受けていたほか、ルイジ・ノーノやラヴェル、シェックの作品などをリリースしていました。(HMV) 【収録情報】 ブルックナー: ・交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』[ノヴァーク版] [61:12]  18:09+13:43+10:33+18:47 ・交響曲第7番ホ長調 WAB107 [ノヴァーク版] [64:19]  20:21+21:03+09:41+13:14  バーゼル交響楽団  マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)  録音時期:2010年8月  録音方式:デジタル Powered by HMV

ヨハネス・ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番ー第4番ヨハネス・ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番ー第4番

エスカール三重奏団/ブラームス:ピアノ三重奏曲集(2CD) 1994年に創立されたデンマークのアンサンブル、エスカール三重奏団による演奏です。ブラームスは、20歳になった頃、第1番のピアノ三重奏曲を書きましたが、その後はしばらくこの形式の曲を書くことなく、1880年代の円熟期になってから、立て続けに第2番、第3番を作曲したのでした。そして作曲番号なしのイ長調の曲は、1924年にボンの蒐集家によって発見された作品ですが、ブラームスの真作なのかについては、現在でも論争が続いており、未だ決着は付いていません。確かに作品の構成が似ていたり、ブラームスらしい曲調ではあるのですが、本当のところはどうなのでしょう?(CPO) 【収録情報】 ブラームス: ・ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8 ・ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101 CD2 ・ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87 ・ピアノ三重奏曲イ長調 Anh.IV-5(1856頃、1924発見 疑作?)  エスカール三重奏団  録音時期:2007年  録音方式:デジタル Powered by HMV

カール・オルフ:シェイクスピアの「真夏の夜の夢」による劇と音楽カール・オルフ:シェイクスピアの「真夏の夜の夢」による劇と音楽

オルフ:『真夏の夜の夢』による劇と音楽(2CD) 1964年、カール・オルフはシュトゥットガルトで『真夏の夜の夢』の改訂版の初演を行いました。オルフはこの作品に1938年頃から取りかかり、1952年にダルムシュタットで演奏するまでに、幾度となく書き直しをしたり、と、彼の人生の多くの部分をこの作品が占めていた計算になります。そのせいか、彼の作品の中でもとりわけ優れたものとして評価されています。「比類なき古典の名作」に音楽、言葉(シュレーゲルが翻訳したドイツ語)、舞踊、ファッションなどの当時の最先端の流行を取り入れ、総合舞台芸術へと生まれ変わらせた作品、今回は音のみで残念ですが、その気合いは充分に届くことでしょう。(CPO) 【収録情報】 ・オルフ:シェイクスピアの『真夏の夜の夢』による劇と音楽(A.W.シュレーゲルによるドイツ語訳)  アンドレアス・ハウン  バルバラ・ベーラー  クリスチャン・アルント・サンチェス  アンデックス・オルフ・アカデミー・ミュンヘン放送管弦楽団  クリスチャン・フォン・ゲーレン(指揮)  録音時期:2010年  録音方式:デジタル(ライヴ) Powered by HMV

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP