音楽むすび | 発売元 : ナクソス・ジャパン株式会社

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エネスク:ピアノ四重奏曲集エネスク:ピアノ四重奏曲集

エネスコ:ピアノ四重奏曲集 ルーマニアの偉大なる作曲家エネスコは、自らの作品の中に巧みに民謡を織り交ぜ、特異な音楽を作り出した人です。初期の作品は若干ロマンティックな味付けが施されてはいるものの、至るところにルーマニアのリズムが顔を出したり、と興味深いものばかりです。  その中でも室内楽は特に重要な位置を占め、この2曲のピアノ四重奏も彼の作風の変遷を辿るにふさわしい大作となっています。1910年周辺に書かれた第1番は、フォーレの晩年の作品にも似たゆらめきのある作品。1944年に書かれた第2番は、もっと洗練されて、複雑で不可解です。第2楽章での夢幻的な響きが耳に残ります。(ナクソス・ジャパン) 【収録情報】 エネスコ: ・ピアノ四重奏曲第1番ニ長調 Op.16 ・ピアノ四重奏曲第2番ニ短調 Op.30  タンムーズ・ピアノ四重奏団   オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)、ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)   ラルス・アンドレス・トムター(ヴィオラ)、グスタフ・リヴィニウス(チェロ)  録音時期:2009年  録音方式:デジタル Powered by HMV

フルトヴェングラー:交響曲 第2番 ホ短調フルトヴェングラー:交響曲 第2番 ホ短調

ヨッフム/フルトヴェングラー:交響曲第2番 ドイツの名指揮者、オイゲン・ヨッフム[1902-1987]による意外なレパートリーの登場です。  コンサートにオペラに戦前から大活躍したヨッフムは、1934年からハンブルクでオペラの音楽総監督とオーケストラの首席指揮者を兼任していましたが、1949年にはバイエルン放送局の音楽監督に任命されてミュンヘンに移り、バイエルン放送交響楽団の設立に尽力します。ヨッフムは同ポストに1960年まで在任、オーケストラをドイツ第1級の水準にまで育て上げると、今度はコンセルトヘボウ管の首席指揮者へと旅立つのでした。  当時のバイエルン放送響は、最初から人選が良かったのか、戦後間もない結成にもかかわらず水準が高いのが印象的。『カルメン』や『ボリス』の放送録音からドイツ・グラモフォンへのブルックナーやモーツァルトのセッション録音に至るまで、きわめて旺盛な活動を展開していた壮年期ヨッフムならではの意欲あふれる演奏の数々を現在も数多く聴くことができます(中でもブルックナーの5番は素晴らしい演奏)。  そんなヨッフムがここで指揮をしているのが、フルトヴェングラーの交響曲第2番です。巨匠渾身の力作である交響曲第2番は、長大で悲劇的な雰囲気を湛えた後期ロマン派風の巨大な作品で、晩年のフルトヴェングラーが演奏会やレコーディングでの紹介に熱心だったことでも知られています。1948年には、ヨッフムが首席指揮者として在任中のハンブルク・フィルに客演してこの曲を指揮しており、そうした背景もあって、このヨッフム指揮による演奏がおこなわれたのかもしれません。  フルトヴェングラーはこの演奏会の10日前、11月30日に亡くなっており、ヨッフムの悲嘆も大きかったと思われますが、それだけにここでの演奏も、敬愛する巨匠への哀悼の気持ちがいっぱいに込められた、実に深く素晴らしいものとなっています。この作品の紹介に非常に熱心だった、晩年のフルトヴェングラーの遺志をつぐかのようなシリアスな演奏です。放送録音だけあって、モノラルながら音質が良好なのも幸いでした。 【収録情報】 ・フルトヴェングラー:交響曲第2番ホ短調  バイエルン放送交響楽団  オイゲン・ヨッフム(指揮)  録音時期:1954年12月10日  録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール  録音方式:モノラル(ライヴ) Powered by HMV

キリル・コンドラシン - リムスキー=コルサコフ:ロシアの復活祭序曲/フランク:交響曲ニ短調キリル・コンドラシン - リムスキー=コルサコフ:ロシアの復活祭序曲/フランク:交響曲ニ短調

BR KLASSIK〜バイエルン放送自主制作レーベル コンドラシン/フランク:交響曲ニ短調、ほか 旧ソ連の生んだ名指揮者、キリル・コンドラシンは、クーベリックの次にバイエルン放送響の首席指揮者に着任する予定でした。1978年にソ連から亡命して、コンセルトヘボウ管などへの客演で着々と西側での声望を高めていたコンドラシン[1914-1981]。  しかし彼は、1981年3月7日、クラウス・テンシュテットが本番直前にキャンセルした北ドイツ放送交響楽団のアムステルダム公演(マーラーの交響曲第1番ほか)で代役を引き受け、演奏会を大成功に終わらせたものの、直後に具合が悪くなり搬送先の病院で急死してしまいます。バイエルン放送響と相性抜群と見られていた名指揮者だけに、この悲劇は多くのファンを落胆させることとなります。  そんなコンドラシンが残した録音のなかで、最も知名度が高いもののひとつがアルゲリッチと競演したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番でしょうか。ワイルドなソロと豪快に渡り合うオーケストラの表現力はいつ聴いても凄いものです。その演奏会の後半に演奏されたのが、このフランクの交響曲ニ短調。  そのピアノ協奏曲第1番を上回るほどのアグレッシヴな演奏は、伝統的な重厚路線とは一戦を画す、コンドラシンならではのシャープなセンスを感じさせてあまりに見事です。 【収録情報】 ・リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』 ・フランク:交響曲ニ短調  バイエルン放送交響楽団  キリル・コンドラシン(指揮)  録音時期:1980年2月7,8日  録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール  録音方式:ステレオ(ライヴ) Powered by HMV

シューベルト:ミサ曲集シューベルト:ミサ曲集

シューベルト:ミサ曲全集、スターバト・マーテル、他(5CD) ロベフ、クリード指揮 シューベルトのミサ曲を第1番から第6番まで。ブルガリアの素朴な合唱とオーケストラで聴く全集です。17歳に書かれた第1番から、最晩年(と言っても31歳!)に書かれた第6番まで、まさにメロディの宝庫と言った名作が並びます。ブルックナーが生涯愛し、手本としたと言われる緊密に書かれた作品群は、美しさの中に宿る力強さと比類なき輝きを放ち、歌曲や管弦楽曲とは全く違った魅力に満ち溢れています。(ナクソス・ジャパン) 【収録情報】 CD1 シューベルト: ・ミサ曲第1番ヘ長調 D.105 ・ミサ曲第2番ト長調 D.167  ブルガリア国立“スヴェトスラフ・オブレテノフ”合唱団  ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団  ゲオルギ・ロベフ(指揮) CD2 ・ミサ曲第3番変ロ長調 D.324 ・ミサ曲第4番ハ長調 D.452  ブルガリア国立“スヴェトスラフ・オブレテノフ”合唱団  ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団  ゲオルギ・ロベフ(指揮) CD3 ・ミサ曲第5番変イ長調 D.678(ミサ・ソレムニス) ・オッフェルトリウム『心に悲しみを抱きて』ハ長調 D.136  ブルガリア国立“スヴェトスラフ・オブレテノフ”合唱団  ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団  ゲオルギ・ロベフ(指揮) CD4 ・ミサ曲第6番変ホ長調 D.950 ・タントゥム・エルゴ変ホ長調 D.962  ブルガリア国立“スヴェトスラフ・オブレテノフ”合唱団  ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団  ゲオルギ・ロベフ(指揮) CD5 ・ドイツ・ミサ曲ヘ長調 D.872 ・オッフェルトリウム『声をはり上げよ』変ロ長調 D.963 ・マニフィカト ハ長調 D.486 ・スターバト・マーテル ト短調 D.175  RIAS室内合唱団  ベルリン放送交響楽団  マーカス・クリード(指揮)  録音時期:1986-88年  録音方式:デジタル Powered by HMV

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